新垣結衣「八重さんの笑顔が増えます」初大河『鎌倉殿の13人』で本格時代劇に初挑戦


 八重はこれまでに辛い出来事に次々と襲われている。夫・頼朝から引き離され、子を奪われ、父
や兄を失い、再び夫も失った。かけがえのない人たちを次々に失いながらも、たくましく生きている。

「残っている八重姫のエピソードと比べると、この作品のなかでの八重さんはだいぶ印象が違っていると思っていて、生きることへの想いが強いんです。自分自身のこともそうですが、周りの人、大事な人に対しても、生きるということにすごく強い思いを持っていて、生きるために、自分自身がすがれるものを見つける力、諦めない力を持っていると思います」

 そんな八重に子どもの頃から想いを寄せているのが小栗演じる義時だ。劇中では、チャンスを見つけては、きのこや鯛などさまざまな手土産を持って、八重の様子を見にやってくる。ただ、八重はそっけなかったり、難しい頼みごとをしたり。

ドラマの始まりから八重と一緒になってまだ間もない頃までの義時さんは本当に純粋な目をされているというか。すごく若いところから始まっているので、少年のようなまなざし、爽やかさ、若々しさにあふれています。いろんな人に振り回されても、それに精一杯答えようとする姿であるとか、真っ直ぐで純粋なイメージがあります。ただ、若さ故なのか八重に対しては、分かってないなって言いたくなる未熟さあります」