子供映画とあなどるなかれ!超参加型!『しまじろうとキラキラおうこくのおうじさま』を息子と観てきた!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 相変わらず世界では大変なことが起こっているのに日本では…と思わないでもない今日この頃です。

 そしてスポーツのほうではボクシングの村田諒太選手のファイトやプロ野球の佐々木朗希投手の快挙に沸いたようですね。エンターテインメントも頑張らないと、と思いました。

 さて今週も始めましょう。

黒田勇樹

“国民的人気キャラクター”しましまとらのしまじろう。

 1才半になる我が家の息子も大好きで、現在映画が公開中とのことだったので早速映画館デビューさせに連れて行ってみました。

 アンパンマン、しんちゃん、ドラえもん…もうすぐ40才になる筆者ですが“映画全般”好きなので、それなりに“子供向け”と謂われる映画も食わず嫌いせずに観ていますが、この「しまじろうとキラキラおうこくのおうじさま」は、子供たちへのホスピタリティが圧倒的に高かった。

「どこに隠れているか、指をさして教えてね」とか「一緒に踊ろう」とか、声を出したり体を動かしたり80分弱の作品なんですが「長時間じっと椅子に座っているのが難しい年頃の子供たちが、飽きずにいられるペース」で色々な仕掛けが出てくる。

 映画自体の面白さもさることながら、我が子や周りのお友達たちの反応がすごく良くて、一挙一動に「日本の教育を支えるベネッセ」が蓄積してきた“子供を楽しませるノウハウ”が満載。

  究極は「6分間の休憩」!!!

  なんで!? どうして!?!?

  5分じゃないの!?

  これもきっとノウハウからはじき出された、最高の休憩時間なんでしょうね!

  歩き回りたい子、トイレに行きたい子、なんなら「今日はここまでにしとく?」なんて親子の会話も聞こえてきて、実に絶妙な采配。

  なんていうんですかね、子育てしていると「ちょっとタンマ!」みたいなタイミングがどうしても出てくるんですよ。

  それを映画という、どちらかといえば強制的な時間の長いエンタメの中で、最高のタイミングで提供してくる。

  ディズニーも、まだやってないぜ!

  4DXとか、爆音、応援上映など様々な“観かたの多様化”の最先端を観させてもらった気がしました。

  本当はパパもおっきい声出して全力で踊りたかったよ!

  親子連れでも、おっきいお友達1人でも絶対楽しめる作品なので、是非劇場で皆でお楽しみ下さい。

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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
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SHOWROOM:【黒田勇樹】オルタナティブTV