5・28新木場でのダークソウルvsディアブロ&レザーのWBCタッグ選手権が決定【HERO】

豊島修二会長、加藤茂郎、夢闘派プロレス・吉野秀和代表(左から)

 意を決した豊島会長は「許せないからお灸据えてほしい。団体としては。現チャンピオンに“防衛してほしい”とはあまり言わないんだけど、今回ばかりは排除してほしい。やってもらう。カードはそういうことで。ふだんこんなことは言わないけど、今回はよく分からない人に、このベルトを持って行かせないで」と決断。

 加藤は「もちろん。組まれれば願ってもない。ぶっ潰します」とキッパリ。

 ディアブロについて、加藤は「我々もヒールなワケです。私が反則するのは勝つためにする。レフェリーのブラインドをついたり。でも彼らは反則負けがヒールの勲章だと。のべつまくなし凶器使うわけですよ。俺は“それは違うんじゃないか”と。感性の差。俺はそれを美しいとは思わないから」とイデオロギーの違いを説明。

「今回ばかりはHEROを守る気持ちで戦うのか?」との問いに、加藤は「HEROのために迎撃して守る気は一切ありません。HEROにとっては降りかかった火の粉かもしれないけど。私たちからしても、彼には“いいかげんにしろよ”ってとこがあるんで。団体どうこうじゃなく、加藤とディアブロ、それにレザーと千葉ちゃん。この4人の意地の張り合いというか。HERO云々じゃなく防衛する。結果的にHEROを守った云々というなら、それはそれで」と王座死守を宣言。

 さらに、加藤は「これまでも抗争を引き延ばそうとしてダラダラやってたわけじゃないけど、彼のやり方がやり方だから。初めてタイトルをかけて戦うので、そこはちょっと違うかな。タイトルマッチの戦い方は我々のほうが上だと思ってるので。“獲れるものなら獲ってみろ”と思ってます」と自信を見せた。

 5・28新木場でのタイトル戦の前に、ダークソウルはディアブロ軍と、夢闘派「第三ブランド」興行の5月14日、東京・高島平区民館大会で対戦することが決まっており、豊島会長は「それは見たいな。ウチ以外でのダークソウルも見たいし。ディアブロも見たい。ただ、見てからカードを決めるんじゃ遅いから」と同大会での視察を決めた。

 ディアブロが無法者で決着が着かない試合が多いということで、ノーDQマッチなどの完全決着ルールの採用も一考の余地があるが、豊島会長は「現時点では通常のWBCルールでやろうと思ってます。何度も決着がついてないという不安要素もあるんで、5月14日に試合を見せてもらって、ひょっとしたらルール変更を考えざるを得ないかもしれない」と含みを持たせた。

 最後に豊島会長は「ダークソウルに関しては、ヒールとしての実力を認めて挑戦してもらったけど、ディアブロは違うからね。血みどろになろうが踏ん張ってもらいたい」とディアブロ討伐をダークソウルに厳命した。

 また、5・28新木場のメインイベントで「ヤミキ&ワイルド・セブン追悼試合」を行うことが決まり、正規軍とワイルド軍が全面対抗戦に臨む(対戦カードは未定)。

「HERO31」(5月28日、東京・新木場1stRING)
〈4月12日発表のカード〉
◆セミファイナル WBCタッグ選手権
〈王者組〉加藤茂郎&千葉智紹 vs〈挑戦者組〉ディアブロ、レザーフェイス

◆メインイベント 「ヤミキ&ワイルド・セブン追悼試合」
正規軍 vs ワイルド軍(カードは後日発表)

〈既報のカード〉
◆長井満也 vs 藤田峰雄
◆リッキー・フジ、笹村あやめ vs 仲川翔大、花園桃花
◆香取貴大 vs 橋之介
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