“世界のTK”こと髙阪剛が引退試合で極真世界王者の上田にTKO勝ち。戦ってきた世界の強豪たちに「ありがとう」【RIZIN.35】

この右フックでダウンを奪い、パウンドの追撃でTKO勝ち

 上田は2019年11月に開催された「第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会」にエントリー。大型外国人選手がエントリーする世界大会では日本人選手は苦戦を強いられていたが、上田は16年ぶりに日本人王者に輝いた。今回がMMAデビュー戦となる。

 1R、上田は左の前蹴りで髙阪を吹っ飛ばすと左の上段回し蹴り。さらに中段蹴りを放つも髙阪はタックルでテイクダウン。上田は下から鉄槌。そして足を使って距離を作り立ち上がる。しかし髙阪はすぐに詰めるが上田はヒザ蹴り。離れた髙阪に上田が左ストレートを放つと髙阪はクロスカウンター気味の右フックを合わせると上田がダウン。すぐに追撃のパウンドを見舞うとレフェリーが試合を止め、髙阪が勝利を収めた。