デビュー30周年の古坂大魔王、育児を頑張りすぎて「唇が腫れてきてしまったことも…」

アニバーサリーイヤーの今年は新プロジェクトが続々。今、一番欲しいのは「自分の時間なんです」と笑う

成功するまでやめなかったことがよかったんじゃないですか

「まさか『PPAP』が世界中の子どもたちに流行るとは思わなかった」という古坂さんに、この30年間の活動を振り返ってもらうと……。

「僕は人生で芸能活動以外やる気がなかったんです。小学校3年でお笑いをやるって決めて、それからは人前に出て笑かし、音楽にハマって音楽を作り……。これを超える趣味がないので他の選択肢はゼロ、一択でここまで生きてきているんです。よく言えばオンリーワン、悪く言えば自己満足なことをたくさんしてきて、世の中に受け入れられない時期もあったのですが、『PPAP』の大ヒット以降は本当に順調で私生活では結婚と子どももできました。

 そういう意味では成功するまでやめなかったことがよかったんじゃないですか。自分の中ではよくやめなかったな、でもやめるっていう選択肢はなかったなという感じで、いい意味で愚直、裏を返せばバカだったのがよかったんだと思います」

 そんな古坂さん、アニバーサリーイヤーの今年は新しいプロジェクトが続々控えているという。

「この30年間で培ったものをすべて今年『Love Smile Project 1030』に費やすと思うんですけど、6年前のピコ太郎さんの『PPAP』ヒットから音楽やお笑い、SDGsまでギューッと詰まったプロジェクトで、日本国内だけでなく海外にも発信しようと思っています。

 まず今年一年間、YouTubeで恩人や仲間に感謝を伝える特別プログラム『Thanxx!!』をやりつつ、4月からEテレ『いないいないばぁっ!』でピコ太郎さん作詞、ブラームス作曲の新曲『ピョンピョンアニマルパーティー』(PPAP)が放送されています。6月くらいにピコ太郎さんの新しいプロジェクトも発表できそうですし、すごく有意義な30周年になりそうです」

 30周年の活動にも育児がインスピレーションを与えてくれたと語る古坂さん。

「今回のプロジェクトも子どもが生まれたからこそ思いついたものですし、育児は自分のキャリアにもプラスになるので絶対やったほうがいいと思います。今っていろんなものを追わなきゃいけない時代ですが、きっと皆さんに面白がってもらえるものができていますので、“最近、古坂って何やってるんだろう”“ピコ太郎って何やってるのかな”とぜひ近況をのぞいてみてください」

 仕事にプライベートにますますパワーアップする古坂さんの今後に注目だ。

(TOKYO HEADLINE・後藤花絵)