宇佐美にMMAの奥深さを見せつけた大尊伸光「母が亡くなってから勝ててなかった。一言だけ独り言を言わせてください。ママ、勝ったよ!」【POUND STORM】
2人のパンチが交錯(🄫SUSUMU NAGAO)
宇佐美は3Rにはノーモーションの強烈な左フックで大尊をぐらつかせるなど何度もチャンスは作ったものの、ここまで見せていた畳み掛ける攻撃は繰り出せず。最後までアグレッシブに攻め続けた大尊に対し、宇佐美はあと一歩踏み込むことができず、大尊が3-0の判定で勝利。プロ戦績3戦3勝(2KO)と勢いに乗る宇佐美にMMAの奥深さを見せつけた格好となった。
大尊は試合後の会見で「(宇佐美は)予想以上に寝技の対応ができていた。思っていた以上に力があった。もっと簡単に終わると思っていた。テイクダウンを狙えば絶対にパンチも当たってくると思っていた。(宇佐美の)試合を見るとボクシングだけでなく蹴りも強かったので、打撃だけでなくタックルも混ぜて、MMAをやりながらやればパンチが当たるだろうと思っていたら、1Rと2Rはパンチが当たった」などと試合を振り返った。
そして宇佐美については「やばいすね(笑)。パンチが見えていたから良かったが、単純な出力だったら本当にやばい。固くて重くて早いという感じ。あれでタックルがしっかりできたら恐ろしい選手になるんじゃないかと思う」と評価した。