大沢文也が悲願の王座獲得でジムの寺島輝と龍華に感謝の言葉。そして最後は「俺が負けるとか言ってた選手、みんなクソくらえ!」【Krush.136】

大沢の向かって右隣が寺島輝、その隣が龍華(撮影・蔦野裕)

「僕のことはいいので、寺島輝と龍華を覚えて帰ってください」

 試合終了のゴングが鳴り、判定は3-0で大沢。大沢はリングサイドの観客に「見たか!」と何度も絶叫。そしてマイクをを握ると「第7代Krushライト級王者・大沢文也です。本当に、いろいろと言いたいことはいっぱいあったんですが。取りあえずまだ夢のようで。まずジムのみんな、サポートしてくれたトレーナー、本当にありがとうございます。スポンサーの方、応援してくれた友達、後輩、先輩、みんな本当にありがとうございました。初めてKrush王座に挑戦したのが10年前で、そこで取れずに、挑戦者決定トーナメントも決勝で負けて、K-1のトーナメントも決勝でも負けて、タイトルマッチも負けて全部1番が取れなかったんですけど、ようやくチャンピオンになれました。泣かないです、僕は簡単には泣かないです(笑)。お礼を言いたい人はいっぱいいるんですけど、まず同じジムの寺島輝、龍華、本当にありがとう。これはチャンピオンになったら言おうと思っていたんですが、僕の同じジムに同じ階級にすごく強い選手がいて、それは龍華です。龍華、今年か来年、ベルトをかけてタイトルマッチしましょう。うちのジムで一番強い、寺島輝がこれから先、65kgで上に行くので、僕のことは覚えなくていいので、寺島輝と龍華をみなさん覚えて帰ってください」と悲願のタイトル奪取の喜びと周囲への感謝の言葉を述べた。

 感動の大団円と思いきや「あと、タイトルマッチ予想で俺が負けるとか言ってた選手、みんなクソくらえ、俺がチャンピオンだ!」と最後は大沢らしく締めくくった。

「Krush.136」(4月30日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト第1試合/Krushライト級/3分3R
●原田優介(K-1ジム大宮チームレオン)(判定0-3=27-30、27-30、27-29)三宅祐弥(team ALL-WIN)○

◆プレリミナリーファイト第2試合/Krushライト級/3分3R
○河北光生(K-1ジム五反田チームキングス)(3R2分52秒、TKO)大関敬真(POWER OF DREAM)●

◆第1試合/-58.5kg契約/3分3R・延長1R
△水津空良(優弥道場)(2R負傷判定0-0=20-20、20-20、20-20)犬童 凛(K-1ジム目黒TEAM TIGER)△

◆第2試合/Krushフライ級/3分3R・延長1R
●萩原秀斗(K-1ジム総本部チームペガサス)(3R2分26秒、TKO)大夢(WIZARDキックボクシングジム)○

◆第3試合/Krushライト級/3分3R・延長1R
●東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定0-3=27-30、27-30、28-30)竜樹(WSRフェアテックス三ノ輪)○

◆第4試合/Krushバンタム級/3分3R・延長1R
○峯 大樹(若獅子会館)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定1-0=30-29、30-30、30-30)大村修輝(POWER OF DREAM)●

◆第5試合/Krushスーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
●藤村大輔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(2R46秒、KO)森田奈男樹(エイワスポーツジム)○

◆第6試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
●ヴィトー・トファネリ(ブラジリアンタイ/闘英館)(判定0-3=28-30、28-30、29-30)稲垣 柊(K-1ジム大宮チームレオン)○

◆第7試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R
○森坂 陸(エスジム)(判定2-0=28-28、29-28、29-28)竹内将生(エイワスポーツジム)●

◆第8試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R
●國枝悠太(Never mind)(負傷判定0-3=27-29、27-29、27-30)岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)○

◆セミファイナル(第9試合)/Krushライト級/3分3R・延長1R
○西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(2R58秒、KO)増井侑輝(真樹ジムAICHI)●

◆メインイベント(第10試合)/Krushライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)(判定0-3=28-30、28-30、27-30)大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)○
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