新王者・大沢文也が「一人くらいつまらない試合をするチャンピオンがいたっていいじゃないですか」と異色の王者像を語る【Krush.136】
同門の龍華とのタイトル戦実現に向け「あまり強くない選手を当ててもらいたい(笑)」
大沢は勝利後のマイクで同門の龍華とのタイトル戦を口にしていたのだが、こちらについては「絶対に実現させたい。何より、僕が負けている選手に龍華は勝っているし、僕が2RでKO負けした選手に龍華は2RでKO勝ちしていて、同じ階級なのでめちゃくちゃ比べられるんですよ。先輩とか地元の友達にも、ましてや後輩にも。だからなめんなよ、と。龍華にも“俺がチャンピオンになったらお前が挑戦者として来るまで絶対に待っているから”ってずっと言っていました。あいつは“ああ、ああ”としか言わないんですけど(笑)」と実現に意欲を見せ、そのためにも「だからあまり強くない選手を当ててもらいたいですね(笑)」と隣に座る中村氏にやんわり要望した。
大沢は足を使ったアウトボクシングでの判定勝ちが多く、それをもって“塩試合”と揶揄するアンチのファンもいる。今回は打ち合うスタイルで王座を獲得したのだが今後については「これからは皆さんの期待通りにどろどろの試合をやっていきます(笑)。一人くらいつまらない試合をするチャンピオンがいたっていいじゃないですか。アンチには“バーカ”って感じです(笑)。勝ちは勝ちなんで」とさらりと言ってのけた。
最後も「これまでずっと信じて付いてきてくれて応援してくれていた人もアンチに変わったりしたこともあったんですが、変わらずにずっと応援してくれたファンの皆さん、本当にありがとうございます。変わらずにわーわー文句言ってるアンチの人たちもありがとうございます。昨日も言ったんですが、うちのジムには寺島輝というめちゃめちゃ強い選手がいる。ジムでは俺も龍華も相手にならない。それくらい強い選手なんで、これからは僕のことよりも輝と龍華に期待してください」と異色の挨拶で締めくくった。