“絶対王者”佐々木大蔵が寺島輝を相手に3度目の防衛戦「先を見ていると足元をすくわれる」と警戒【Krush.138】
この日の会見で寺島は「今回のタイトル戦は去年の試合が終わってから意識していた試合なので、決まってうれしく思う。昨日、自分の先輩の大沢文也選手がタイトルマッチで勝利してベルトを獲って、いい流れを作ってもらった。先輩の顔に泥は塗れないので、しっかりこの流れをつないでいきたいと思っている」、佐々木は「ヴィトー・トファネリ選手と試合をして、トファネリ選手の強い攻撃でケガをしてしまい、復帰戦という形になる。そこで学んだもの、まだまだ自分に足りないものがたくさん出てきているので、そういったものを日々トレーニングに打ち込みながら、解消しながら次の寺島選手戦に向けて準備を進めている」とそれぞれタイトル戦に向けての決意を語った。
互いの印象については寺島は「穴がない選手かなという感じ。何でもできるというイメージをみんな持っていると思うが、それ以上に見えない攻撃をいっぱい出しているんだろうなと思っている。対峙しなければ分からないうまさを持っている選手なんだろうなと思う。穴も少ないし。自分としてはこのベルトに挑戦する意味を分かっているつもりだし、歴代のKrush王者の中で一番強い選手だと思うので、その選手に挑ませてもらえることは光栄に思う。思い切り倒します」と警戒。佐々木は寺島については「映像を見たり、自分の先輩の山崎秀晃さんと戦っている試合も見ているが、伝統派空手の通常では味わえないリズム感だったりとかを持っている選手なのかと思うので、今まで戦わせてもらってきた選手とはまた違うのかなという印象がある」と語った。
寺島は前日に悲願のKrush王座を獲得した大沢から学んだことを問われ「普通のワンマッチではないと思っている。僕は王座初挑戦ですが、それに対して“タイトルはこうやって取るもんだぜ”というものは見せてもらったと思っているし、それ以上に、多分この試合はメインイベントでやると思うんですが、それを任されるという意味も受け取ってやるつもり」とタイトル戦の重みを自覚。