鱧、ぐじ、牛カツ…赤坂に本格懐石&鉄板焼きの隠れ家レストラン「SHARI 赤坂」

レアな黒毛和牛の牛カツに泡状のトリュフ醤油が贅沢な「茨城県産日立牛カツ~トリュフ風味の泡醤油で~」

 そして、もう一品が「茨城県産日立牛カツ~トリュフ風味の泡醤油で~」。身の中心まで熱が入りつつレアな状態の黒毛和牛の牛カツは、衣はサクサクで肉の旨みがギュッと凝縮し、泡状のトリュフ醤油が舌の上ですっと溶けていく。付け合わせのキャビアとウニ、長芋のみじん切りと一緒に食べるとその旨みの相乗効果の贅沢なこと! “あぁ、大人になってよかった”としみじみ思う。

 締めのご飯は、岐阜県産の高級ブランド米「龍の瞳」を1人前から土鍋で炊いて茶碗に盛ってくれる。通常のコシヒカリの1.5倍の大きさで粒立ちのよい「龍の瞳」に、この日は鮪の温玉練り胡麻あえ、茎わかめ、れんこんの梅鰹あえ、牛すじのしぐれ煮の4種類をご飯のお供として提供。さりげなく「おかわりいかがですか?」と聞いてくれる気遣いもうれしい。

 水菓子は「ほうじ茶ティラミス」と「コーヒーゼリー」。枯山水をイメージしたという「ほうじ茶ティラミス」は、生クリームとマスカルポーネチーズ、ラム酒を染み込ませたスポンジが層になった大人の味わい。「コーヒーゼリー」はブラックとカフェオレ、2種類のゼリーにエスプレッソのグラニテとミルクをトッピング。どちらも「SHARI 赤坂」流の演出が加えられているところが心憎い。

 和食は旬の魚を軸とした懐石コース(税込9900円/10品~)、鉄板焼きは牛ヒレのステーキを軸にしたコース(税込9900円/9品~)をご用意。カウンター席からは忙しいながらも、キビキビした職人さんの様子が何とも気持ちよく、料理だけでなくスタッフや空間にも“おもてなし”精神が息づく「SHARI 赤坂」。

 大人の街、赤坂に大切な人を連れて訪れたいお店がまたひとつ誕生した。