ゴリ「僕は沖縄復帰の年に生まれた“復帰っ子”」沖縄題材に映画撮り続け15年

　この日は、俳優として出演したショートフィルム『おかあの羽衣』を会場でプレミア上映。撮影エピソードを聞かれるとゴリは突如、殊勝な表情になり「撮影が始まる2週間くらい前に左手首を骨折しまして。平一紘監督に“本当に申し訳ありません、どうましょう”と言ったら、非常に柔軟な頭をお持ちの方で“左手を折ったという役にしましょう”と言ってくださった。（劇中でしている）ギプスは本物でございます」。さらに「現場に尾野真千子さんという悪魔がいまして。ギプスを何度も叩こうとするんです」と尾野との夫婦共演を振り返り、会場も大笑い。

　今年は沖縄復帰50周年。「僕は復帰の年に生まれたので、ちょうど50歳。復帰の年に生まれた人は“復帰っ子”と呼ばれるんです」と時代の流れに感慨を見せていたゴリ。別所から「ゴリさんと平監督にはカンヌを目指してほしい」と期待を寄せられると、ゴリは「あの階段を上ってみたいな。上ってつまずくというボケをやってみたい」とお笑いを忘れることなく映画愛を見せていた。

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