“キックルール”ラストマッチの皇治がダウサコンに延長の末、まさかの判定負け【HEAT50】

　1R、ローの打ち合いからダウサコンは右ミドル。皇治はこれをキャッチして右フック。皇治は右ロー、左ボディー、右フック。ダウサコンは右ロー。皇治はプレッシャーをかけ右フック、左ボディーと、とにかく一発では終わらせない。ダウサコンも左ロー。皇治は左ストレート、右ミドル。そしてじりじりと詰めて左ボディー、右フック。ダウサコンの右ミドルに皇治は左ジャブから右ロー、そして左フック。

　2R、皇治は右ロー、プレッシャーをかけ右ストレート、左フックと放っていく。ダウサコンは左右のミドル、左インロー、左フックと放っていく。常にプレッシャーをかけ距離を詰める皇治だったが、ダウサコンはミドルで皇治を止めて、パンチで反撃。皇治の左わき腹が赤くはれてくる。

　3R、皇治はプレッシャーをかけて左ロー、前蹴り、右アッパー。ダウサコンはロー、ミドル、ヒザで反撃。皇治はパンチの連打もダウサコンのガードは固い。皇治は左ジャブから右ボディー、さらに前に出て左ボディー。ダウサコンは下がりながらもジャブ。そしてロー、ミドル。皇治はダウサコンの固いガードを崩し切ることができず、試合は判定となるが三者三様のドロー。

　延長ラウンドも皇治は右ロー、左ジャブから左右のボディーを打ち込んでいく。相変わらずダウサコンの左右のミドルは強烈。そして左ヒザを皇治のボディーに打ち込んでいく。皇治のパンチの連打に終盤、ガードを固め、寄りかかるように押し込むダウサコン。プッシュしてパンチを打ち込みたい皇治だったが、なかなかはがすことができず。ダウサコンも最後はパンチを繰り出し、打ち合いのままゴング。

　今度はジャッジ3者とも10-9でダウサコンで皇治がまさかの敗戦を喫した。