広瀬すず 大変なときは「バカな顔して甘えちゃいます(笑)」
会場の参加者からも「新しい人と出会うときに心がけていることは?」「もし希望の配属先じゃなかったらどう気持ちを切り替えれば?」など、新社会人ならではの質問が次々と上がった。
大変なときの乗り越え方を聞かれると、広瀬は「遠慮なく甘えます。バカな顔して人に全力で甘えちゃいますね。20歳を越えるまでそういうことが出来ないタイプだったんですが、周囲の人に話すことって大事だなと体験したことがあって」。松坂も「それは大事だね。僕はそういうとき1回立ち止まるかも。勇気を持って立ち止まって見ると見えてくるものもある」とそれぞれ自身の経験を振り返りながら真摯に回答。
「応援がほしい」というお願いに広瀬が「頑張らなくていいよ、でも頑張ってねと、私が人から頂いて大事にしている言葉を贈りたいです」と言うと松坂も「頑張りすぎないことを頑張ってみて」と温かいエール。
「なぜこの仕事をしているんだろうと思った経験は?」と聞かれると、広瀬は「私はこの仕事がしたくてというより、姉が先にしていた後をなんとなくついていった感じで、ずっと、いつ辞めるのかなと思っていて。楽しいのはファッションとかだけで、特に強い思いがあったわけではなかったんです。でもここで辞めたら中途半場過ぎると思うとくやしくて。勝つまで…だから(乗り越えたのは)気合?(笑)。でもやり続けているとどんどん、大切にしたいという気持ちに変わってきました」。自らの経験や心情を赤裸々に伝える2人の言葉に、新社会人たちも大きくうなずいていた。
最後に広瀬が「私は皆さんと同年代なので、向こう(客席側)にいて松坂さんの話を聞いていたかったです(笑)」と苦笑すると、松坂も「僕もです(笑)。こちらも背筋が伸びる思いでした」と新社会人たちとの交流を振り返っていた。
映画『流浪の月』は5月13日より公開。