FC東京・松木玖生【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
2022年1月10日 第100回 全国高校サッカー選手権 決勝(撮影/文章:森田直樹)
2022年5月8日 J1リーグ FC東京vs鳥栖
撮影したくなる選手には何か目に見えない魅力を感じることがある。
松木選手もそんな選手の一人だ。
初めて撮影したのは今年の高校サッカー選手権。最も注目されている選手だった。
注目されている選手は当然多く写真を撮らないといけないのだが、それでもシャッターを多く切りたいと思う
魅力を感じた。圧倒的なフィジカル、技術、そしてなにより献身的に走る姿勢、すべてが高校生のレベルを超えていた。
それから数か月。高卒ルーキーでFC東京のスタメンを勝ち取りその活躍ぶりを耳にしていた。
松木選手を撮影したく何度かFC東京の試合に撮影に行ったがなかなかタイミングが合わず撮影することができなかったがついに先日撮影することができた。
プロに入ってから初めての撮影。高校時はフィジカルで圧倒しているイメージがあったがプロではどうか、とても楽しみだった。
そこには高卒ルーキーとは思えないフィジカルの強さで相手とバチバチにやりあっている姿があった。
そして一番目を見張ったのは献身的に走る姿勢。高校時より、より一層走る姿があった。
松木選手の一番の魅力は献身的に走り、チームに貢献する姿勢にあるとこのとき私は思った。
この先チームの中心になることが期待される。
チームの為に献身的に走る松木選手。この先も撮り続けたい選手の一人だ。
■カメラマンプロフィル
撮影:森田直樹
1993年、奈良県生まれ。2014年、ビジュアルアーツ専門学校・大阪卒業後アフロに入社。
4年間のスタジオアシスタントを経て2018年よりアフロスポーツ所属。
スポーツ選手の心情を追い、選手たちの努力、成長や挫折、感動を写真で表現することを目指す。
スポーツ撮影を中心にポートレイトなどジャンルを問わず活動中。
アフロスポーツ
1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。
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