玖村修平が新美を破り悲願の王座獲得。「このベルトを巻くために人の縁を切って上京した。挫折もした。ようやく巻くことができた」【Krush.137】

玖村の右ストレート(撮影・堀田真央人)

 前回の対戦では新美のノンストップで攻撃を繰り出すスタイルに出鼻をくじかれ最後まで主導権を握られてしまった玖村、この日は1Rのゴングが鳴り新美が歩み寄るとすぐにパンチを放っていく。新美もこれに応じプレッシャーを強めパンチの連打。玖村は下がらされるも右ストレート、左フックを的確にヒット。新美は左ミドル、左ロー。これに玖村は右ストレートを合わせ、アゴを上げさせるが新美は何事もなかったかのように前に出るとパンチを放っていく。玖村はロープを背負う展開が続くが、気持ちを折られることはなく的確にパンチ、右インローと当てていく。

 2Rもいきなり中央でフックを打ち合う2人。やはりプレッシャーをかけて前に出るのは新美だが、玖村も下がりながらパンチは返し続ける。新美はパンチにまじえ、ヒザを玖村のボディーに打ち込んでいく。しかし玖村は前に出て右インローから右ストレート。踏みとどまる新美だったが、玖村は立て続けに右ストレートを放ち新美を下がらせる。