玖村修平が新美を破り悲願の王座獲得。「このベルトを巻くために人の縁を切って上京した。挫折もした。ようやく巻くことができた」【Krush.137】
第7試合、大田拓真(左)の右ハイキック(撮影・堀田真央人)
初参戦のムエタイ二冠王・大田拓真が判定勝ち
この日は今後のフェザー級戦線を占う2試合が行われた。
第7試合ではWBCムエタイ日本統一フェザー級とS1ジャパン -55kgのムエタイ二冠王である大田拓真(新興ムエタイジム)がK-1ジャパングループに初参戦し佑典(月心会チーム侍)に2-0の判定勝ちを収めた。
1R、佑典はプレッシャーをかけて距離を詰めるも大田は足を使ってすかしては右インロー。佑典は飛び込んでの右アッパー。終盤にも飛び込んで右左とパンチも大田はバックステップでかわし、右ロー、ボディーストレート。2Rはともに警戒心を強め手数が減るが、佑典はワンツーの左ストレート。大田はクリーンヒットはさせず右ミドルを連打。
3R、大田は右ミドル、右ハイで距離を制する。佑典は一歩踏み込めずパンチが届かない。大田は左右に動いて的を絞らせず、右ハイ。佑典が入るところに左フックをカウンター。佑典が距離を詰めたところで大田の頭が当たりバッティングで一時中断。大田に警告が出る。再開後、パンチを振って前に出る佑典だったが、大田はパンチで迎撃。そして右ハイキック。判定は巧みな試合運びで佑典を翻弄した大田が2-0で制した。