90分で「一汁一菜」と抹茶を体験!人形町「アトリエ マッチャ」はじめての茶懐石ワークショップ
「一汁一菜」のお膳が運ばれてワークショップがスタート
その後、改めて「一汁一菜」をのせたお膳が運ばれる。この日のメニューは羽釜で炊いた炊きたてのご飯に、よもぎ麩と白味噌の味噌汁、鯛のお造り。向付は東京藝術大学陶芸科出身の4名のアーティストとコラボレーションし、参加者ごとに違う器をセレクトしている。飯碗と汁椀のふたを同時に開け、ふたを合わせて重ね、折敷(おしき)の右側に置いて……と作法で頭が混乱してくるものの、皆さん自由に楽しんでいる様子。緊張が解けると炊きたてのご飯に季節感のある汁物、向付のおいしさがしみじみと伝わってくる。ご飯は2回目もあるので、蒸らしの進んだご飯との違いを味わうことも。
食べ終わったら飯碗に湯桶(ゆとう)の湯を注ぎ、たくわんで拭って汁椀に注ぎ、同じように拭ってきれいにしてからたくわんをいただき、湯を飲み干す。器と箸を懐紙で清めてふたを戻し、全員で「箸落とし」をして懐石は終わり。続いて主菓子としてこの日は「京菓子司 壽堂」の「咲き分け」が配られる。