デジタルがつなぐ地域とのいい関係~離島の部活やLDHのエンターテイメントからのヒント~〈デロイトデジタルウイーク 2022・DAY2 見どころ〉 

 世界最大級のグローバルコンサルティング会社であるデロイト トーマツ コンサルティングにおいて、デジタル領域の専門サービスを提供するDeloitte Digital(デロイト デジタル)がオンラインセミナー「Deloitte Digital Week(デロイトデジタルウイーク)2022」を開催中だ。

 第2回となる今年のテーマは「Connect・Empower・Beyond -デジタルで共・感・動を創る5日間」でWell-being、教育、サステナビリティ、スポーツ、エンターテイメント、ビジネス等のテーマのもと、産官学の様々な分野のトップランナーとのセッションやデジタル・テクノロジーの最新事例を紹介。そのなかから、TOKYO HEADLINE編集部のイチオシセッションを紹介する。

23日から始まったオンラインセミナー「Deloitte Digital Week 2022」2日目の明日のおすすめは?

 2日目となる24日はサステナビリティがテーマ。不確実性が高まる世界のなかで、企業や組織、そして地域社会の持続的成長を実現するためにはどうしたらいいのか、 先進的な取り組み事例から探る。

 さまざまなプログラムのなかで、編集部が特に注目したいのは、「橘ケンチ(EXILE / EXILE THE SECOND)が登壇する「地方創生 × Entertainment - 地域に新たな賑わい・魅力を創出 – 」と、「VR野球教室ーデジタルで離島の部活は変わるのかー」だ。

EXILEの橘ケンチが明かす日本酒から始まった地域との大切なつながり

 セッション1「地方創生 × Entertainment - 地域に新たな賑わい・魅力を創出 – 」(13時スタート)では、橘ケンチが登場。アフター / ウィズ Covid-19を見据えて、地域における賑わいの創出や活性化、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を目的として、エンターテイメントの力を活用した地方創生プロジェクトが推進されているなかで、エンターテイメントが持つ可能性について意見を交換する。

 橘は、ライフワークとして取り組む日本酒、福井市食のPR大使(福井県)を筆頭に福井市と行っている取り組みなどについて紹介するほか、EXILEなどでエンターテイメントを全国各地に届けるなかで生まれた地域とのつながりについてもトーク。また、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社がEXILE SHOKICHI(EXILE / EXILE THE SECOND)とタッグを組んで展開している北海道・苫小牧市でのプロジェクトについても触れる。メディアや音楽ライブ以外にEXILEやLDHが展開している地方との取り組みを知れるチャンスだ。

 ほか出演に、朝日裕一氏(デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 パートナー)、道川真帆氏(デロイト トーマツコンサルティング合同会社 シニアコンサルタント)。

元プロ野球選手が離島の高校生にVRで野球指導。その成果と問題点とは!?

 セッション5「VR野球教室-デジタルで離島の部活は変わるのかー」(16時20分スタート)では少子高齢化が進む離島における子どもたちの部活動が抱える課題をデジタルの力で解決できないかということが議論される。

 鵜久森淳史氏、今浪隆博氏、そしてデロイト トーマツ コンサルティング合同会社の久古健太郎氏という3人の元プロ野球選手がNTTデータの協力を得て、島根県立隠岐高等学校の野球部員たちに半年間にわたり「VR野球教室」を行った。そもそも最初はリアルな野球教室を行ったのだが、その後、コロナ禍などもありVRでの野球教室を行うこととなったという。

 VRで果たして技術指導が可能なのか? そもそもVRでの技術指導とはどういう形で行われるのか?といったさまざまな疑問がわくが同時に興味深いテーマでもある。

 同校の渡部謙教諭がリモートで参加。渡部氏をまじえその成果と問題点が明らかになる。

 他の出演者は株式会社NTTデータの荒智子氏(SDDX事業部 サービスデザイン統括部課長)、若林理紗氏(デロイト トーマツコンサルティング合同会社 スペシャリストシニア)がモデレーターを務める。

「Deloitte Digital Week 2022」は27日まで全28セッションを連日ライブ配信。参加には事前登録( https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/technology/articles/dd/ddw-2022.html )が必要で、参加費は無料。