佐藤琢磨、インディ500前にダイバーシティの重要性語る「デイル・コインは一番国際色豊か」
レーシングドライバーの佐藤琢磨が23日、オンラインイベント「Deloitte Digital Week 2022(デロイト デジタル ウィーク 2022)」に登場した。
全28セッションのトップバッターを飾るOpening Keynote「GlobalでJapanが勝つために」のゲストとして登場した佐藤は、パネリストの佐瀬真人氏(デロイト トーマツ コンサルティング 代表執行役社長)、モデレーターの若林理紗氏(デロイト トーマツ コンサルティング Deloitte Digital/スペシャリストシニア)と共にダイバーシティの重要性を語り合った。
2010年から北米最高峰のオープンホイールレースであるインディカー・シリーズに参戦して通算6勝を挙げ、世界三大レースといわれるインディ500(インディアナポリス500マイルレース)では2017年、2020年と2度のチャンピオンに輝く佐藤。1周2.5マイル(約4km)のオーバルコースを200周、計500マイル(約800km)走行し、最高時速は380kmにも達するインディ500。佐藤は現在、自身にとって3度目の制覇に向けて究極のレースに挑戦中だ。
2022年シーズンを振り返り「今年はレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからデイル・コイン・レーシングに移籍して、今までとはまったく違う雰囲気のチームで参戦しています。シーズンは2月から始まっていますが、5月29日に世界三大レースのひとつでもあるインディ500を迎えるので、今はどんどん調子を上げていくべくチーム一丸となって頑張っているところです」と佐藤。
今季のテクニカルパートナーシップ契約を締結するデロイト トーマツ コンサルティングに対し「現場でのテクニカルサポートのみならず、佐瀬さんと何度も対談させていただいて、自分自身の社会に対する勉強になっています」と感謝した。
モータースポーツとコンサルティングという分野で世界で戦う両者。グローバルで勝つために必要な条件を、佐瀬氏は「佐藤さんと対談して“グローバルで勝ちたい”“世界でトップを取りたい”という思いがあったからこそ、チャレンジするステージに上ったのだと思いますし、そこに上ったからこそ次に目指すべき道が見えてくると感じました」と語る。