町田啓太と森マリア「試練だった」水谷豊監督最新作『太陽とボレロ』でオーケストラ団員演じる

 

 映画は、解散が決まったアマチュア交響楽団の主宰者である主人公が、ラストコンサートを行うために奔走するストーリー。水谷豊が脚本・監督を担当。檀れいが主人公を演じている。

 主演の檀は「クラシック(音楽)というと、ついつい敷居が高いのかなって思ったりするかもしれませんが、ユーモアあふれる作品なので、肩の力を抜いてゆったりと腰をかけて、存分に作品を楽しんでいただけたらいいなと思っています。個性豊かなメンバーたちに囲まれて、いろんな問題も起こりますが、最後には小さな小さな奇跡が起きます。見終わった後、きっと皆さんの心を幸せにしてくれることと思います」と、アピール。

 石丸も「撮影期間中、音楽に包まれた毎日を過ごしたことはもう一生忘れないと思ってます。映画が始まってから終わるまでもう素晴らしい音楽が皆さんを包んでくれます。その音楽に身をゆだねて、素敵な人間物語を体感してください」と呼びかけた。

 

 最後に水谷監督は「いい映画って人それぞれだと思うんですけど……」と静かに語り始め、「いい映画を見た日っていうのは 1 日幸せな気分で過ごせますし、何十年経って、その映画を思い出して、その世界に浸って、当時の自分の人生を振り返って懐かしむことができます。この映画がご覧になったどなたかにとってそんな映画になってくれたら」と優しい笑顔を浮かべた。

 水谷監督はイベント中、「脚本、監督って紹介されたのでぼくもそういいましたけど、実はちょっと出ています」と笑っていた。