出産から復帰の小澤瑶生が3度目の正直で悲願の世界王座獲得。「主人が一緒になって頑張ってくれた」【ボクシング】
試合中盤、吉田の左ストレートがヒット(撮影・蔦野裕)
吉田は2105年に出産し、現在では“戦うシングルマザー”としてメディアなどにも取り上げられることも多いのだが、小澤も昨年6月に出産し、今回が約3年ぶりの復帰戦だった。
小澤は試合後にリングで行われたインタビューで「オファーが来た時はまだ産後4カ月で、走ってすらいない時で無理だと思い断ろうと思ったが、無理だと思うことを一生懸命やったらかなえられるということを伝えたいと思ったし、主人が一緒になって頑張ってくれたので、決意して挑みました。良かったなと思います」などとタイトル戦のオファーからここまでを振り返った。
子供が間もなく1歳になるのだが「想像していた大変なことはすべて起こった(笑)。でも大変なことは分かっていて挑戦した。一つひとつクリアしていった結果、今日チャンピオンになれたので頑張ってよかったと思う」と改めて勝利をかみしめた。