出産から復帰の小澤瑶生が3度目の正直で悲願の世界王座獲得。「主人が一緒になって頑張ってくれた」【ボクシング】

吉田は最後まで小澤の左のパンチに悩まされた(撮影・蔦野裕)

 この日は約130人の大応援団が駆け付けたのだが「今までで一番たくさんの人が応援に来てくれた。そういう人たちの喜んだ顔も見れたので、それもうれしかった。主人がすごく協力してくれた。私は練習と子育てなどで全く余裕がない中、SNSで発信してくれたり、チラシとかツアーを企画したりとか、全部主人が仕事をセーブしながらやってくれたので、本当に感謝しています」と語った。

 また「ボクシングを長いことやっていたので、出産はどれくらい痛いのか興味があったんです(笑)。自分は痛みに強いと思っていたんですが、本当に思っていたよりすごく大変で、人生で一番痛かったので、世の中のお母さんは本当にすごいなと実感しました。子育てしているお母さんたちはみんなすごいことをしてるなって(笑)。ぜひ旦那さんはサポートしてあげて(笑)。そういうサポートがあったらお母さんたちは絶対に頑張れると思うので、やりたいことをぜひやってほしいなと思います」と世のお母さんたちにエールを送ると同時にパートナーの協力の重要さを説いた。

この日は第74代日本バンタム級王者の鈴木悠介の引退式が行われた(撮影・蔦野裕)
「MISAKO BOXING」(5月30日、東京・後楽園ホール)
◆第1試合 〈東日本新人王戦/予選〉スーパーフライ級 4R
○山本勇貴(シュウ)(1R1分25秒、KO)潟辺龍瑛(ワタナベ)●

◆第2試合 フェザー級 6R
○今成太希(三迫)(4R1分14秒、TKO)村田零士(渡嘉敷)●

◆第3試合 ウェルター級 8R
●出田裕一(三迫)(1R1分7秒、TKO)重田裕紀(ワタナベ)○

◆セミファイナル(第4試合)スーパーライト級 8R
永田大士(三迫)(判定3–0=78-74、79-73、79-73)近藤哲哉(横田スポーツ)

◆メインイベント(第5試合)WBO女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ 2分10R
●吉田実代(三迫)(判定1-2=93-97、96-94、93-97)小澤瑶生(フュチュール)○
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