トランポリン×スローシャッター【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:長田洋平(2022年5月22日 全日本トランポリン年齢別選手権)
スポーツを造形的に捉える。
これは僕がスポーツを本格的に撮り出して、まず取り組んだ手法だ。スローシャッターなどのテクニックを使って、眼には見えない世界を表現する。それはスポーツ写真の魅力の一つだと思う。
しかしそれだけでは行き詰まる時も出てくる。アスリートの躍動感や爆発する感情を捉えることもまたスポーツ写真の醍醐味だ。
その現場で何を捉えるか。その判断を下すことはそう簡単ではないというのが、これまで働いてきた感想だ。迷いのない撮影が出来る様な準備と知見を備えて次の現場に臨みたい。
■カメラマンプロフィル
撮影:長田洋平
1986年、東京出身。かに座。
早稲田大学教育学部卒業後、アフロ入社。
2012年ロンドンパラリンピック以降、国内外のスポーツ報道の現場を駆け回っている。
最近では平昌オリンピック、ロシアW杯を取材。
今年の目標は英語習得とボルダリング5級。
★インスタグラム★
アフロスポーツ
1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。
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