奈緒と風間俊介、最新舞台『恭しき娼婦』に自信 「客席に座りに来てくれるのを待つのみ!」

栗山からもらった言葉で印象に残っているものはと聞かれ、風間は、稽古中の栗山と奈緒のカレーパンとフィナンシェを巡るやり取りだといい……

「僕自身、本当にこの作品に出会えてよかったなと思う素晴らしい作品」と、風間は素晴らしい作品であると短い時間の中で何度も口に出して強調。「本当に素晴らしい作品、本当に素晴らしい演出家の栗山さん、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、そして素晴らしい劇場……すべてが揃っている状況」としたうえで、「皆さんの心に残る作品の準備は全て整っております。あとは、皆さんが劇場に来て客席に座ってくださった時に、我々キャストがどれだけのことができるか、それのみになると思います。そこに関しては必死にやっていきたいと思いますので、皆さんがこの客席に座りに来てくださったら、こんなに幸せなことはありません」と、劇中とは異なるリラックスした表情で意気込みを語った。

 また、公私ともに親しい相葉雅紀の舞台も同じ日に初日を迎えることについて聞かれた風間は、「心強いです。生田斗真の舞台も始まります。同世代、同じ時代を生きてきた者が、こうやってみんなで頑張ってる時間はありがたいし、負けていられないなと思います」。ただ、その負けていられないという気持ちも「サッカー部と野球部で明日試合って言ってるような感じです」。稽古期間中は相葉と「『今日通し稽古』『こっちもだよ』と舞台の進捗状況はずっと共有している状態」だったそう。「今回、お互いに見に行くのは難しいかなっていうくらい綺麗に公演スケジュールが重なってるんです」と話した。

 6月4~19日まで、東京・紀伊國屋ホールで。その後、兵庫公演(6月25・26日、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール)、愛知公演(6月30日、日本特殊陶業市民会館ビレッジホール)がある。