サッカー日本代表が世界ランク1位のブラジルに0-1の惜敗。森保監督「戦い方次第で勝ち点を取れる。我慢強く戦えば勝てる」と手応え

右サイドで奮闘した伊東(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

 しかし日本は右サイドで長友、そしてMF伊東純也(KRCヘンク/BEL)が躍動。ドリブルでブラジル陣の深くまで攻め込んでいく。長友も連動し、走り込んで伊東からパスを受けてクロスを上げるなど、いつもとは違った光景が展開される。

 ブラジルは徐々にボールをキープする時間が増えると、19分にはラフィーニャ、27分にはネイマール、42分には再びネイマールが枠内にシュートを飛ばすが、そのたびにGK権田修一(清水エスパルス)が好セーブを連発。それ以外でもブラジルは華麗なパス回しからシュートにつなげ、前半で計11本のシュートを放つが日本はDFの戻りが早くなんとか守り切る。

 日本も猛攻を浴びながらも9分に左サイドからのFKに板倉滉(シャルケ04/GER)、23分に左CKに遠藤、31分には右からのクロスに古橋亨梧(セルティック/SCO)がいずれも頭で合わせるなど着実にチャンスメイク。前半を0-0で折り返す。

 日本は後半の頭からMF原口に代わり鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト/GER)を投入。ブラジルの細かいパス回しに翻弄される時間が続くが日本は58分、右サイドで伊東から出たパスに長友が走り込み田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/GER)にラストパス。決定的なチャンスを作る。61分には右サイドでパスをもらった伊東がシュートもGKの正面。