中村倫也が師匠・髙谷裕之氏への誕生日プレゼントとなる「勝利」を約束【ROAD TO UFC】
「トーナメント表を見つつ、楽しんでいます」
対戦相手のグスマンについては「荒々しい打撃と体の強さを生かして上を取るという、この2点だけかなという感じです。特にないです。それくらいです」とさらり。この自信は「POUND STORM」(4月24日、東京・両国国技館)で勝利を収めたアリアンドロ・カエタノ戦を経てのもの。「面子を見てもカエタノ選手ほどやりにくい選手はいないと思いますし、あそこであの経験をできたのはめちゃくちゃ大きいと思います」と語った。
前戦からは約1カ月半という短い期間での試合となるのだが「出血があってパフォーマンスを出し切れなかったというのもあって、ボクシングの技術が課題として残ったんですが、試合までの期間がそんなになかったので、まずは体を1回リフレッシュさせて、ボクシングをしっかり磨いていくというよりは、コンディションを整えて、元気にして暴れられる状態を作るというところに注力してきました」と基本的には現状維持。上積みができないことについては「常に戦う心の仕上げ方とか体の仕上げ方というのは前回の試合を経て学んだので、それをしっかり作っていけば今回は全く問題ないと思っています。何も焦りはないです」と不安は全くない。
今回勝利を収めれば準決勝は9月となる。次戦については「常に先を見据えてはいるので、考えてはいますが、もちろん試合の前はそんなことは考えずにただ次の相手を倒すだけ。グスマンをぶっ倒す、いかにして倒すか、どうやって倒すか、どうやって苦しめていくかだけを考えています」と話しつつも「まあ、でもちょいちょい生活の中では“風間選手が来るのかな?”とか“ちょっと寝技もやっておかないとな”と思ったりもしますけど(笑)。“そんなこと考えちゃ、だめだめ”みたいな(笑)。トーナメント表が出ているので、それを見つつ、楽しんでいます」と語るなど、試合を4日後に控えながらもリラックス。