中村倫也が師匠・髙谷裕之氏への誕生日プレゼントとなる「勝利」を約束【ROAD TO UFC】
「POUND STORM」の前日計量の際の中村。この時よりメンタル的にも成長していることを実感
「僕は前戦を経て侍になりました」
このメンタル面についてはカエタノ戦の試合前には「内観する鍛錬を積んだことで緊張することはなくなった」などと語っていた中村なのだが、この日は「レスリングはあくまでもこの舞台のためにやってきたことだったので、やっと本番のステージが始まるという時に、背負っているものの大きさとか、これからやろうとしていること、成し遂げようとしていることの大きさとか、思いにつぶれそうになったんですが、“なんでつぶれそうになっているのか?”と見直して、僕は前戦を経て侍になりました。1月の試合と4月からの僕は全然レベルが違うと思います」とカエタノ戦を経てさらなる自信をつかんだ様子。
今回の「ROAD TO UFC」での中村、宇佐美という主力2人の活躍がLDH martial artsに与える影響は計り知れないものがあると思われるが「それはもちろんですね。一期生としての使命でもあると思いますし、チームを勢いづける、(UFCの)ダナ・ホワイト社長にEXFIGHT、LDHの存在をまず知ってもらうというミッションもあります。自分の格闘技人生を通して、格闘技を後世につないでいくという大きな課題も僕の中にあります。そういう存在になっていきたいと思っています。もちろんそういうことをしっかりできるように、下にいるオーディンや安永吏成、鈴木崇矢につないでいけるように頑張っていきます」とさまざまな使命や目標を背負って試合に臨む姿勢を見せた。