青柳翔「僕にはもったいない豪華キャスト」、玉城ティナ「カウンセリングみたいな感じ」映画祭出品監督挑戦を振り返る
撮影・堀田真央人
書き溜めていたアイデアから選んで自ら脚本も手掛けたという玉城は「コロナ禍真っただ中ということもあり、コミュニケーションや人と人とのつながりに疲れているのに欲している、みたいな気持ちを聞いてもらえたらいいんじゃないかな、と。カウンセリングみたいな感じで(笑)」と監督作を振り返った。
千葉は「脚本も自分で書いて出演したんですけど(この脚本を)誰が書いたんだろうと思うくらい、覚えるのが大変でした(笑)」と苦笑。
役所広司を主演に迎えた永山は「僕は脚本を書いたつもりが、役所さんから“このメモのようなものが…”と言われました(笑)。細かいセリフなどは決めずに現場に来ていただいた」と大胆な演出法を語った。
三浦貴大を女性キャラクターとして演出した前田敦子は「女性同士の友情を描きたいというところから始まったんですが(俳優が)絶対に女子じゃなくてもいいよね、と。三浦さんには、女性役とは一切言わずにOKもらって。“台本を読んで、女性役なんだと思った”とおっしゃっていました(笑)。素敵な女性を演じてくれたので三浦さんにお願いしてよかった」と笑顔を見せていた。
アカデミー賞推薦のチャンスが待つ、グランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」を決定するオフィシャルコンペティションをはじめ主要部門の表彰は6月20日に開催されるアワードセレモニーにて発表される。
『SSFF & ASIA 2022』6月7日から29日まで都内各会場にて開催。オンライン会場は6月30日までオープン中。