「THE MATCH 2022」ルールの詳細発表。天心vs武尊ら後半3試合は全ラウンド、点数を公開するオープンスコアリング方式を採用

ついにルールの詳細が発表された「THE MATCH 2022」

 他の試合に適用される「THE MATCH 2022キックボクシングルール」は3分3R・延長1R。1ラウンド中に3回のダウンがあった場合、TKOとなるスリーノックダウン制。ジャッジは3名のジャッジで行われる。

 有効な打撃については(1)パンチ:ストレート、フック、アッパー、バックスピンブロー、(2)キック:前蹴り、ローキック、ミドルキック、ハイキック、サイドキック、バックキック、内股への蹴り、飛び蹴り、ヒザ蹴りとなった。

 つかみに関しては「攻撃が伴う瞬間的なもののみ有効とする」となったのだが、こちらは相手選手の頭部をつかんだ際の瞬間的な膝打撃が1発のみ有効で、蹴り足をつかむ行為、攻撃は一切禁止となった。

 判定基準は(1)ダウン数(2)相手に与えたダメージ(3)クリーンヒット数(4)積極性。

 主な反則行為は「相手選手の蹴り足をつかむ行為」「相手選手の頭部をつかんでからの連続攻撃」「頭突き」「ヒジによる攻撃」「金的への攻撃」「グローブ装着部分以外での攻撃(グローブの有効箇所が伴わない前腕部、ヒジ、上腕部、グローブ手首部分のみ等がヒットしたと判断される場合)」「技の掛け逃げ等の消極的行為」となる。

「相手選手の頭部をつかんでからの連続攻撃」については、ヒザ蹴り1発のみが有効。片手で相手の首や後頭部をつかんでパンチを打つ行為は反則となる。相手をつかまないで放つヒザ蹴りである「テンカオ」については連続で攻撃しても有効。有効な打撃を加えるためのつかみではないとレフェリーが判断した場合はブレイクが命じられる。

 これまでにグローブについては60kg未満は6オンス、72.5kg未満は8オンス、72.5kg以上は10オンスを使用、YA-MAN vs芦澤竜誠はオープンフィンガーグローブを使用することが発表されている。

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