ハッピーターン味の涙《第12回　Glow of Tokyoのコソコソばなし》

お久しぶりです。

続けざまにひどい目に遭うことを「踏んだり蹴ったり｣と言いますが、どちらかというと｢踏まれたり蹴られたり｣だろ。と思うダンサーのMaiです。

皆さんは最近いつ泣きましたか？

私はこの間、滋賀県から法事で東京に来ていた祖父母と食事をし、その別れ際で手を振った後(正確には振りながら)池袋駅の改札で泣いた。

長閑な田舎で暮らしている祖父母が、あまりにも人間と雑音とストレスで溢れた東京の駅内と不釣り合いで、何度も振り返って笑顔で手を振る姿に気づいたら涙が出ていた。

幼い頃は、痛くて泣く。怒られて泣く。少し成長すると、悲しくて泣く。悔しくて泣く。さらに大人になると、苦しくて泣く。感動して泣く。など、たくさんの“泣く”が存在する。

それらの感情で出る涙は、知らない間に我慢出来るようになっていたのに、この時は自分でもびっくりするくらい素直に涙が流れた。

まるで｢愛おしい｣という気持ちが心の中に収まりきらなくて目から噴き出してしまったように。

私は23歳にもなった今でも、夏になるとセミを捕まえるし、水たまりがあれば入りたいし、広い場所に行くと全速力で走りたくなる。

きっと誰かに本気で｢やめときなよ(主にセミ)｣って言われない限りやめないとおもう。

多分｢楽しい｣の基準が小学生くらいからかわってない。

だからこそ｢泣く｣の基準だけがこんなに大人になっていたことに今更気づいてついつい文字に起こしてしまった。

そういえば涙の味は感情によって違うのをご存知だろうか？

悲しい時に出る涙は塩っぱく、嬉しい時に出る涙は甘いんだとか。

今回の涙は別れの悲しみと愛おしさを足した甘塩っぱい涙だったに違いない。

文頭からちょこちょこ載せている絵が気になっている人もいるだろう。全て私が描いたものだ。

1枚目はおでんを合体させた。2枚目はパブロ・ピカソの名作｢泣く女｣を全て点で描いた点描。3枚目と4枚目は読者に考えさせるスタイルにしておこう。

このように私はダンスや歌の他に｢絵｣で表現することがある。

決して技術はないが、真っ白な紙や、わずかな余白を見るとワクワクして、自分で埋めたい。と思ってしまう。

先日ホタルを見に行った時、メスにアピるために必死でチカチカ点滅してるオスのホタルを見て、人間の表現の仕方は他の動物に比べて豊富にあってよかったな。と思った。

私の表現方法が点滅のみだったとしたら、光るテンポや明るさの緩急などを研究しつくして、それなりにメスにモテていた気もするが。

最後まで読んで下さりありがとうございます。

一度書いた記事がスマホのバグで全て削除された挙句、一昨日から結膜炎になり右目の機能がほぼ皆無。｢踏まれたり蹴られたり｣なMaiがお送りしました。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -♡- – – – –

【Glow of Tokyo 🗼 LIVEパフォーマンス】

〈日程〉
6/19（日）13:30～14:30
6/24（金）19:00～20:00
〈場所〉東京タワー メインデッキ1F  club333
〈料金〉メインデッキ150m   ¥1,200
※展望料金のみでLIVEもご観覧頂けます。

– – -♡- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –