麒麟・川島、『ブルーピリオド』展で泣きかけた! 「味わったことがない感動ある」
トークでは、川島が自分自身が主人公の八虎に似ていると考えているということも話題に。「彼は器用な男で、絵以外のことでいうと、何もしなくても学年で1番2番を取ってしまう。ただ、絵にハマって初めて挫折を味わうんです。天才をたくさん見たことで、挫折や努力を覚えていくんですけど、それがこの世界に入った時の自分とリンクしているというか。この作品には、芸人あるあるがすごい詰まっている。絵もそうですが、芸人の世界もなかなか点数化されない。自分で合格不合格を決めなきゃいけない瞬間があります」。
作品のなかで衝撃を受けた言葉があるという。「(主人公は)天才から差をつけられるんですけど、 “努力”と”戦略”は俺の武器だと思っていいの?って。努力することも才能が自分にはあると肯定する瞬間、自分も背中を押された気がしました。共通する部分があるのかなと思った」と話した。
©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会
「背中を押してくれる展覧会」と、川島。「美大とか絵の道に進みたいという人ももちろんですけど、人生の分岐点というか、迷っている方なんかもここに来ればヒントが隠されていると思います」と話す。
鑑賞することをおすすめしたい芸人はいるかと聞かれると、相方である麒麟の田村裕だという。「お笑いとバスケットボール、どっちがメインという状況になってまして、体育館から出てこない」と、笑っていた。
6月18日開幕、9月27日まで同所で。