KO防衛の佐々木大蔵がK-1王者・大和哲也への挑戦をアピール【Krush.138】

2R、寺島の右ストレートが佐々木を襲う(撮影・堀田真央人)

 寺島は幼少より極真空手を始め、高校では伝統派空手を学び、第21回K-1アマチュアチャレンジAクラス-65kgで優勝するなどアマチュアで実績を積み、2019年にプロデビュー。デビューから4戦4勝(3KO)の星を残し、2020年3月には山崎秀晃との対戦のチャンスを手に入れるが、山崎の壁は高く2RKO負け。続く再起戦でもTKO負けを喫し足踏みするも、その後2連勝。前戦では前王者の鈴木を破り今回の挑戦にこぎつけた。4月大会でKrushライト級王座を獲得した同門の大沢文也に続いての王座奪取を狙っての挑戦だった。

 試合は1R開始早々から佐々木がプレッシャーをかけ前に出るが、寺島は掛け蹴りで先制すると、その後も出入りの速い動きを見せる。佐々木は右カーフを当てるが、右ストレートはかわされる。寺島は左ミドル、左フックを的確に当てていく。2Rも佐々木はプレッシャーを強めるが、寺島はステップインしての右ストレート、左フック、左ボディーを当てていく。佐々木は右カーフからパンチを放つが、寺島はステップでかわし当てさせない。