那須川天心が「ボクサーになるという気持ちは1回捨てました」と武尊戦決定以降の心情を明かす【THE MATCH 2022】

会見ではリラックスムード

 勝つイメージについては「できている。すべてにおいてというか、見えるんです。今は緊張もないし、ワクワクしかなくて。この1~2週間ずっと研ぎ澄まされていて“これで負けたらしゃあないよね”っていう感じ。何パターンも技を用意してますし。用意している技もありますが、当日思うこともあるだろうし。それは当日になってみないと分からないですが、那須川天心として最後をやり切りたいと思っている」と語った。

 武尊との対戦については「ワクワクするのは久しぶり。ずっと迎え撃つ立場で試合をしていた。ずっと追われていた立場だった。勝ってもうれしくないみたいなことばっかだった。最近ずっと。この感じは自分の中でも久々だし、自分の中での人生の決着というかそういうものが芽生える最後の瞬間なのかと思う」と特別なものと位置付けた。

 フェイスオフで長くにらみ合ったのだが「やってやるよ!って感じ。やはり感謝の気持ちもあるし、戦うという殺気も出さないといけない。やってやるぞという気持ちと相手に対する感謝とキックボクシングに対しての感謝。それですかね」とその時の心境を明かした。