世紀の一戦は那須川天心がダウンを奪った上で武尊に判定勝ち。「俺、これでキック終わりなんですよ。最高に楽しかった」【THE MATCH 2022】

試合後、2人だけで会話を交わす

 那須川はリング上で「やったぞー! 俺勝ったんだよ。今日は、みなさん、お集まりいただき本当にありがとうございます。僕の最後の試合、武尊選手との試合、このために長い間待ち続けたファンの皆さん、戦ってくれた武尊選手、本当に本当にありがとうございます。こうやってずっと試合したかったのになかなか実現しなくて、恋人みたいな感じで、好きになったりふられたり人生いろいろ。最後に東京ドームという満員の舞台で戦えてうれしい。そこに来てくれて生き証人になってくれてありがとう。武尊選手がいたからこそ、ここまで。コロナの時期に戦う相手がいない、やりたい相手がいるのに戦えない大人の事情あってここまで実現しなかったけど一つになろうと皆さんがしてくれたおかげ。幸せですありがとうございます。今日がキックボクシング終わりだ、俺。これでキック終わりなんですよ。最高に楽しかった。みんなで一つになって、こうやって、すげー幸せだった。こんなことないと思うし、今日勝って初めて自分が強いと思えました。自分が最強と思えなかったけど、なんか俺すげえうれしいっす。今日でキックボクシング終わりなんですけど、これからもこうやっていろんな団体がひとつになって、日本だったり世界だったり、国内いろいろスポーツあるけど、そのなかでも格闘技はすげえパワーを与えられる競技。興味を持って、僕はいなくなるけど協力して盛り上げて。こうやって仲良くしてまたやりましょうよ。いいでしょう、やろう。大人の事情なんて知らない、分からない。みなさんで何度も何度もやって、盛り上げましょう。格闘技大好き。ありがとうございました。今日は何の日だ? 父の日だ!父親! いつもありがとう、俺、いろいろあったけど、最高のプレゼント渡せたと思う、最高の親孝行できたと思う、最高の息子だ俺は! 格闘技最高!」と大会を締めくくった。

 なお今大会はABEMAにて全試合独占生中継。7月24日には地上波のTOKYO MXで試合シーンだけでなく、試合に臨む選手たちの舞台裏に密着したスポーツドキュメンタリー番組が放送される。

「THE MATCH 2022」(6月19日、東京・東京ドーム)
◆オープニングファイト -53kg契約 3分3R延長1R
●那須川龍心(TEAM TEPPEN)(判定0-3=29-30、29-30、○-30)大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)○

◆第1試合 -55kg契約 3分3R延長1R
○鈴木真彦(山口道場/第7代RISEバンタム級王者)(判定2-0=30-28、29-29、30-29)金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/第3代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者)●

◆第2試合 -55kg契約 3分3R延長1R
●志朗(BeWELLキックボクシングジム)(判定0-3=28-29、28-30、28-30)玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)○

◆第3試合 -55kg契約 3分3R延長1R
○江幡 睦(伊原道場)(延長判定2-1=10-9、9-10、10-9 ※本戦判定1-0=30-30、30-30、30-29)璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)●

◆第4試合 -53kg契約 3分3R延長1R
○風 音(TEAM TEPPEN)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定1-1=29-29、30-29、29-30)黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)●

◆第5試合 -60kg契約 3分3R延長1R
○笠原友希(シーザージム)(判定)3-0=30-27、30-28、30-28中島千博(POWER OF DREAM)●

◆第6試合 -100kg契約 3分3R延長1R
●内田雄大(フリー)(1R1分18秒、TKO)マハムード・サッタリ(TEAM ŌTA/ICF)○

◆第7試合 -100kg契約 3分3R延長1R
●山下力也(道真会館)(判定0-3=28-30、28-29、28-30)シナ・カリミアン(POWER OF DREAM)○

◆第8試合 -71kg契約 3分3R延長1R
●“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)(判定0-3=24-30、24-30、24-30)和島大海(月心会チーム侍)○

◆第9試合 オープンフィンガーグローブマッチ -62kg契約 3分3R延長1R
○YA-MAN(TARGET SHIBUYA)(1R1分49秒、TKO)芦澤竜誠
(DRAGON FISH)●

◆第10試合 -62kg契約 3分3R延長1R
○中村 寛(BK GYM)(判定3-0=30-29、30-30、30-29)レオナ・ペタス(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)●

◆第11試合 -63kg契約 3分3R延長1R
●白鳥大珠(TEAM TEPPEN)(1R2分47秒、KO)ゴンナパー・ウィラサクレック(WSRフェアテックス)○

◆第12試合 -67kg契約 3分3R延長1R
●山田洸誓(正道会館KCIEL)(判定0-3=29-30、29-30、28-30)安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN)○

◆第13試合 -65kg契約 3分3R延長1R
○原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)(2R33秒、KO)山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●

◆第14試合 -68.5kg契約 3分3R延長1R
○海人(TEAM F.O.D)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定0-0=30-30、30-30、30-30)野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●

◆第15試合 -58kg契約 3分3R延長1R
○那須川天心(TARGET/Cygames)(判定5-0=29-28、30-28、30-28、30-28、30-27)武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●
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