7・3後楽園での「KING OF DDT」準決勝&決勝に向け、秋山、樋口、上野、吉村の4者ともに優勝宣言【DDT】

準決勝で対戦する樋口(左)と秋山

 シングルでは上野に一度も負けたことがない吉村は「このトーナメントにかける思い・・・。1回戦、クリス(ブルックス)、2回戦、HARASHIMAさん。この2人に勝ったことで、より大きさ、重さ、2回戦突破以上のものを背負っていると思います。この2人の思いを背負うというより、この結果を背負って。次の上野さんへの気持ちを語り出したら止まらないので、ここでは言いませんけど。もうHARASHIMAさんに勝った以上、優勝するしかないんで。準決勝、上野さんに勝って、決勝はどっちがくるか分かりませんけど勝って優勝、KO-D無差別級チャンピオンになる。それがすべてだと思います」と話した。

 これまで秋山とのシングル戦で1勝1敗の樋口は「このトーナメント、DDTプロレス、無差別級のベルト。個人としてはいろいろな思いがあります。準決勝、秋山準。ここに勝たなければいけないと思ってます。準決勝勝った上で、決勝も勝ち、無差別級のベルトを巻いて、DDTの強さの象徴になり、プロレス界でDDTは強いんだぞということを広めていきたいと思います。そして、その上で遠藤哲哉を待ちたいと思います」と力を込めた。

 秋山は「KING OF DDT、今こそ無差別のベルトを巻いて、DDTの強さを出さないといけない。僕に任せてもらいます」と語った。

 過去、何かと因縁があり、昨年3月28日(後楽園)の無差別級選手権(王者・秋山vs挑戦者・樋口)の試合後には、勝った秋山が負けた樋口にベルトを巻かせる場面もあったが、樋口は「あれから1年ちょっと経ちましたけど、あそこからいろいろなことを経験して、またこうやって秋山準の前に立てる。今回は必ずあの屈辱を吹き飛ばしたいと思ってます」と、秋山は「樋口となら強さを見せられる戦いになると思う。ベルト云々のことは僕は巻かせたほうなので、それほどないです。ただ、今回の準決勝に限っては、樋口も強さという部分を口にしてるので、僕もDDTの強さを彼と見せられると思ってるので。その先にベルトなんで。まずここは精いっぱい、彼とどっちが強いのかを見せたい」と発言。