SB2戦目のHIROYUKIが鮮やかバックドロップで王者・佐藤を投げ切り判定勝ちし「もう1回タイトルかけてどうですか?」【SB】

延長ラウンド、HIROYUKIが見事なバックドロップ(撮影・蔦野裕)

 試合は1R序盤に佐藤が左フックからそのまま腕を首に巻いて首投げでHIROYUKIを投げ切り、シュートポイント1を獲得。2Rは互角の打ち合いを展開するが、3RにはHIROYUKIが左フック、左ボディーの連打で佐藤を追い込み、本戦の判定は1人が佐藤を支持もドロー。

 延長戦ではHIROYUKIが鮮やかなバックドロップを決め、一気にシュートポイント2を獲得。その後も打撃で圧倒し、10-8、10-7、10-7の3-0の判定で勝利を収めた。

 SB参戦2戦目で王者を相手に投げ技でシュートポイントを奪っての勝利であったがHIROYUKIは「しょっぱい試合して判定勝ちなのでさらっと言わせてもらいます」と語ったうえで「佐藤選手、もう1回タイトルかけてどうですか? 次は僕もしっかり仕上げてきます。試合の途中で手を痛めて思い通りのことができなかったんですが、次はみっちり仕上げてくるので。どうですか? 僕が王者になったほうが盛り上がると思うんですよ。どうでしょう?」と観客に呼びかけ、歓声が起こると「またよろしくお願いします」と締めくくった。試合後の総括でシュートボクシング協会のシーザー武志会長はこのタイトルマッチ実現に前向きな姿勢を見せた。