奥山貴大が投げ技のシュートポイントで村田義光との死闘を制し悲願のベルトを獲得【SB】

SB日本ウェルター級王者・奥山貴大(撮影・蔦野裕)

 シュートボクシング(SB)の後楽園ホールで開催されるシリーズの第3戦「SHOOT BOXING 2022 act.3」(6月26日、東京・後楽園ホール)で行われた「SB日本ウェルター級王座決定戦」で奥山貴大(ネックススポーツ/グラップリングシュートボクサーズ/同級1位)と村田義光(シーザージム/同級4位)が対戦。奥山がシュートボクサーならではの試合を展開し、2-0の判定で勝利を収め悲願の王座を獲得した。

 奥山は2016年にMASAYAとSB日本スーパーライト級王座決定戦で対戦して以来、2度目の王座戦だった。

 1R、村田が左右のフックを放っていくと柔道をバックボーンに持つ奥山はSTO(スペーストルネードオガワ)のような形で村田を倒す。スタンドに戻ると奥山は右ミドル。そしてパンチの連打。オープンスコアは2人が10-9で奥山。

 2R、村田が組み付いてヒザをボディーに打ち込んでいく。離れると奥山が右ミドル。これに右ストレートを合わせる村田。奥山はパンチから組み付くと大腰で投げ切り、シュートポイント1を獲得。その後も距離が詰まり組み合う展開が増えると奥山は何度も投げを狙い、終盤にもう一度、大腰で投げ切ることに成功。このラウンドはジャッジ3者とも10-8で奥山。

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