武尊が現役続行を前提とした「休養」を発表。ファンの声に勇気もらう【K-1】

ベルトを返上した武尊

数年前からパニック障害とうつ病と診断されていることも明かす

 またパニック障害とうつ病と診断され、数年前から精神科に通っていることも明かした。武尊は「その部分は昔からでもあったので、自分でもそことうまく付き合いながらできていたんですが、今回の試合、約1年くらい、決まるまででいったら数年間、そこで自分の心が耐えられるのかなという不安もあったし、知らず知らずのうちに自分の心が壊れていくのを感じていた。今回の試合の前に体調が悪くなったときがあって、その時に格闘家としての人生だけでなく、これからの人生を考えた時に、いったんこれを直さないと今後の人生が壊れてしまうなと思ったので、このタイミングでそういう部分もしっかり、心と体を治せるように休養をさせてもらって、最高な心と体で戻ってこようと思った」などと語った。そして「心の問題だけじゃなく、ケガとか病気で苦しんでいる人もたくさんいると思う。そういう人たちに僕が克服して復活する姿を見せることが僕の次のまず1個目の戦いかと思っている。まずはその戦いにしっかり勝って、また元気な姿をみんなに見せられるように必ず復活したい。まずその戦いを応援してもらえたらうれしいなと思います」と続けた。

 また「K-1代表として負けてしまったということは僕はK-1を背負う資格はないと思っている。けじめとして、このベルトは返上させてもらって、次の世代にバトンタッチしたいと思っている」と保持するK-1スーパー・フェザー級のベルトを返上。「K-1があったから今の僕の人生がある。K-1がなかったら僕はこんな素敵な人生を歩めてなかったと思うので心から感謝している。感謝しているからこそ、中途半端に背負いたくない」とK-1への感謝と思いを述べたうえで「僕がベルトを返上して1回離れることによって新しいスターだったり背負う選手が出てくると思っているので、僕はそれを楽しみにしているし、僕が復活した時にその選手とやりたくなるかもしれない」と自らに代わってK-1を背負う選手の登場に期待した。

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