自由民主党「『こども・若者』輝く未来実現会議」座長の加藤勝信前官房長官が語る子供の未来に向けた課題と展望
子供の未来に向けた課題と展望を語る加藤氏
子供たちの未来に向けた考えを語り合う場として、Beyond 2020 NEXT FORUM(内閣府認定事業)から創出された「こども未来国連」を2019年から毎年実施しており、2025年の大阪・関西万博での実施を目指しています。大人が与えるだけではなく、子供たちがSDGsのテーマを大人と一緒に考え、時には自主的に考えていく大切さについてはどうお考えですか。
「SDGs、持続可能な開発目標ということで、17のゴールが示されているわけですが、これは別に政府だけで取り組めば良いというものではありません。企業や地方自治体、アカデミアの皆さん、要するに学者の皆さん、市民の皆さん、最後は一人一人がいろいろと関心を有するものに対して自分が何ができるのか。こういったことを考えてもらう機会をいろいろなイベントを組み合わせることで、進めていければ良いと思います。
私が官邸にいるときに脱炭素の議論をしたことがあったんですが、ある方が“一人の千歩よりも千人の一歩”という言い方をされていました。結果的にトータルの歩数では一緒かもしれませんが、みんなで一つずつ進めるということが大きな動きにつながっていく。まさにこの言葉通りだと思います」