“オール企業としま”で区制90周年を推進!豊島区で『企業実行委員会』を開催

専任を受けて決意を述べる合場直人幹事長

 会場の熱気が冷めやらぬ中、今後の「企業実行委員会」運営について事務局より報告があった。まず強調されたのは、その道のプロである企業が区民とともに豊島区の100周年に向けた未来図を描くため“オール企業としま”で挑むということ。

 企業実行委員会の具体的な活動案として挙げたのが、「SDGsを知る」「アート・カルチャーを知る」「国際アート・カルチャー/SDGs特命大使に参加」の豊島区ならではの3本柱。

「SDGsを知る」では、企業を対象としたSDGsの基礎知識を学んだり、事例を紹介したりするセミナーを開催。

「アート・カルチャーを知る」では、参画企業が持つ施設や会場にてアートやカルチャーをメインテーマとしたセミナーを開催。こちらも具体的な内容は今後アンケートなどを参考に固めていく予定だという。

「国際アート・カルチャー/SDGs特命大使に参加」では、豊島区が目指す『国際アート・カルチャー都市』と『SDGs未来都市』の実現に向けた担い手として期待される「国際アート・カルチャー/SDGs特命大使」へ参加し、90周年以降の継続的な活動をお願いした。なお、今年5月末日時点で1612名が賛同しておりそのうち企業は116社(154口・616名)。普及活動の中から注目の事例も報告されたが、200名もの人々が参加するクリーンアップ大塚や、デザイン団体と連携した取り組み、池袋西口公園野外劇場でのクラシックコンサート「Tokyo Music Evening Yube」など、どれも意欲的でユニークなものであった。

 最後に来年3月までの全体スケジュールが発表された。11月の90周年記念式典本番までのロードマップが示されると、会場の参加者の気持ちが引き締まったのが雰囲気で伝わってきた。これから5カ月あまりの豊島区の取り組みが非常に楽しみである。

(取材・文:いからしひろき)