“苦労人”樋口和貞が決勝で吉村直巳を破り、悲願の「KING OF DDT」初制覇&KO-D無差別級王座初戴冠【DDT】
決勝ではブレーンクロー・スラムで吉村を撃破
決勝はヘビー級同士のパワー勝負となり、壮絶なチョップの打ち合いを展開。15分過ぎ、吉村は払い腰、パワーボムからOsaka Prideを狙う。これを阻止した樋口は背中にドロップキック、ラリアット、ブレーンクロー・スラムを叩き込むもカウントは2。吉村が再度払い腰にいこうとするが、回避した樋口がブレーンクロー・スラムを決めて3カウントを奪取。
試合後、互いの健闘を称え合った両者はガッチリ握手を交わした。そして、昨年3月28日(後楽園)での同王座戦後、敗れた樋口にベルトを腰に巻かせた秋山が現れ、樋口の腰にベルトを巻いて握手を交わし、一連の遺恨を水に流した。さらに、高木三四郎社長が「この旗をオマエに託す。DDTの強さの象徴として、DDTを引っ張ってくれ」とDDTのロゴ入りの旗を渡した。
樋口は「ベルト獲ったぞ! いつもこんな情けない俺を支えてくれるイラプションの岡谷(英樹)、赤井(沙希)さん、坂口(征夫)さん、ありがとう。ベルトを巻いていただいた秋山準さん、ありがとうございました。本当にここに来るのにいろいろありました。皆さんの声援、支えがあって、ここまでたどり着けたと思っています」と礼を述べ「こうやってベルトを獲って、(8・20)大田区のリングで遠藤哲哉を挑戦者として、王者として待ちたいと思います。復帰戦もやってない状態で、返答はよく考えてからでいいです」と次期挑戦者に遠藤を指名。