フィギュアスケート・指先【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:森田直樹 (2022年7月1日 ドリーム・オン・アイス 宇野昌磨)
フィギュアスケートの写真を見返すと選手たちの指先までこだわった表現に目がついた。
曲調に合わせピンと指先まで張り詰めるのか、少し柔らかく表現するのか。
選手によって様々な表現がある。
そのことに気付かされたのがこの写真だ。
スポットライトが当たるアイスショー。
激しい動きのなかでも綺麗に伸ばされた指先に強い光が当たり、指先の美しさがより強調される。ピント伸ばされた指先の美しさに思わず感嘆した。
今まではいい表情の瞬間やスケーティングの美しい瞬間を意識して撮影していた。
これからは手、指先の表現まで意識して撮影しなければならない。
選手たちのスケーティングの美しさをより良く写真に残すために。
■カメラマンプロフィル
撮影:森田直樹
1993年、奈良県生まれ。2014年、ビジュアルアーツ専門学校・大阪卒業後アフロに入社。
4年間のスタジオアシスタントを経て2018年よりアフロスポーツ所属。
スポーツ選手の心情を追い、選手たちの努力、成長や挫折、感動を写真で表現することを目指す。
スポーツ撮影を中心にポートレイトなどジャンルを問わず活動中。
アフロスポーツ
1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。
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