大家健が今成夢人とのガンバレ世界王座戦に向け「史上最大のビッグマッチで王者に勝って、ベルトを獲るということが必要不可欠」【ガンプロ】

 ガンバレ☆プロレス史上最大のビッグマッチ「WRESTLE SEKIGAHARA」(7月10日、東京・大田区総合体育館)が目前に迫った。そこで、団体代表であり、選手としてはメインイベントで今成夢人の保持するスピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王座に挑む大家健に現在の心境を聞いた。

スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王座に挑む大家健

7月10日に団体史上最大のビッグマッチ「WRESTLE SEKIGAHARA」

――大田区大会は2月27日の後楽園ホールで発表しました。ふだんは板橋グリーホール、新木場1stRINGをメイン会場にしていて、後楽園もやっていましたが、いきなり大田区大会。かなりの冒険になると思いますが、どういった経緯でやろうということになったのでしょうか?
「大きい会場でやるのは、待っててもチャンスはこないです。代表をやってるから、自分がやると言わないと大きな会場でやることはない。会場を押さえる気持ちがないと。今後自分でどうしていくのか考えたときに、無謀な勝負と言われてもやってみる価値があると。やることでステップアップしていけるのかなという気持ちがありまして。決めたときってテンションが高いんです。やってやるぞって思うんですね。でも、近づくにつれてプレッシャーになってます」

――昨年6月に大谷晋二郎選手が参戦し始めたころから、流れも変わっていったと思います。昨秋にはベルトもできて、初代王座を争奪するトーナメント(ガンバレ☆クライマックス2021)があって、新木場にも進出するようになり、団体の勢いも増してきました。そのあたりで、後楽園以上の会場でやってみたいと思うようになったんですか?
「それもあります。大きな会場に行けるんじゃないかとの気持ちがあって。こんなに一生懸命やって、いいプロレスして。そういう気持ちが僕を含め、ガンプロのみんなにあったと。でも、それがあまり知られていないのは悔しい。だから知られるための努力をしなきゃいけない。その一つに大きな会場でやるというのがありました。機は熟したというのもあって。今年にかけてる。勝負の年にするんだという気持ち。それを確かなものにするために大田区大会を決めました」

――初代のベルトは高岩(竜一)選手が獲って、団体外に流出しました。その後、高岩選手が防衛を続けて、大田区を発表した時点では高岩選手が王者でした。大田区までに自分を含めてガンプロの誰かが獲り返したいという思いはありましたか?
「ありました。1月には大田区は決めてたんですけど、最初に1月10日(板橋)に僕が高岩選手に挑戦して獲れなくて。そこで獲れば大々的に“大田区やります!”と、1月くらいに発表してたんでしょうけど。獲れなかったんで。獲って発表というのがかっこいいじゃないですか。チャンピオンだし、代表だし。でもダメで。だから、誰かしら獲ってほしいというのはありました。2・27後楽園では岩崎(孝樹)もものすごく頑張ってくれて、獲ってくれるかと思ったけど、それでも高岩選手が強くて。ある意味、不本意な形での大田区の発表でしたね」

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