安倍晋三元首相が奈良市内で撃たれ死去
7月8日、安倍氏が演説中に銃撃された奈良市内の現場(写真:三田 崇博/アフロ)
第1次安倍内閣では閣僚のスキャンダルが続出。2007年7月の参議院議員選挙で大敗を喫し、その後、体調の悪化もあり9月に退陣した。安倍氏は「潰瘍性大腸炎」を患っていた。
その後、2009年に民主党政権が誕生し、自民党は下野。民主党政権は2012年まで続いたが、同年11月の衆議院選挙で自民が勝利を収め、政権奪還。直前の9月に行われた自民党総裁選で勝利を収めていた安倍氏が2度目の内閣総理大臣に就任した。在任中は国政選挙で勝利を重ね、2020年8月24日には連続在職日数が2799日となり、それまで最長だった佐藤栄作氏の2798日を抜き歴代最長となった。しかしまたしても持病の潰瘍性大腸炎が再発。9月16日に総辞職した。2021年11月には所属していた細田派の細田博之会長が衆議院議長に就任したことに伴い派閥に復帰し、後任会長に就任。党内最大派閥の長として影響力を発揮していた。