サッカー「E-1選手権」に臨むなでしこメンバー発表。池田監督「1年後のW杯に向け、しっかりした底上げを」
サッカーの「EAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会」(7月19~26日)臨む日本女子代表メンバー(なでしこジャパン)が7月13日、発表された。
同大会は東アジアサッカー連盟(EAFF)が主催するナショナルチームによる国際大会。女子は2005年から開催され、今回が8回目。日本は前回(2019年)を含め過去3回優勝している。
女子は来年7月にオーストラリアとニュージーランドの共催による「女子ワールドカップ(W杯)2023」の出場権を獲得しており、そこに向けての重要な大会となる。初招集2人を含む25人のメンバーで臨む。
池田太監督は「我々なでしこジャパンは約1年後にW杯が開催される。その1年後に向け、しっかりした底上げをしたい。また代表経験の少ない選手やいろいろな組み合わせを試すといった場にしながら、さらに勝利を目指すことを考えてメンバー編成を進めてきた。試合のみならずE-1選手権の間に行われるトレーニングの中でそれぞれの選手の個性や成長、特徴をつかみチームとして一つずつ成長させていければと考えている」などと今大会を位置付けた。
6月には国際親善試合でヨーロッパに遠征し、セルビアに5-0、フィンランドに5-1で勝利し順調な仕上がりぶりを見せたのだが、これを踏まえ池田監督は「ヨーロッパ遠征では前線からアグレッシブに戦おうということを共有しながら得点もさまざまな選手が取れたり、さまざまなコンビネーションからの攻撃ができたりしたというところは収穫だった。そこからさらに世界で戦うために、こちらがイニシアチブを握って攻撃をしている時間帯や、ゲームをコントロールできるようなゲームプラン、ゲームの進め方のようなところもチームとして共有していければなとも思っている。いずれにせよいろいろな選手を見ている中で、チームとして積み上げてきたことの完成度を高めていくところと、個人の良さや武器というところを世界と戦える選手かどうかというところを見極めていきたいと思っている」とも語った。
なお日本女子代表は7月19日に韓国女子代表(茨城・カシマサッカースタジアム)、23日にチャイニーズ・タイペイ女子代表(同)、26日に中国女子代表(同)と対戦する。
〈GK〉
1 山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)
21 平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)
18 田中桃子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
〈DF〉
24 林香奈絵(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース) *
5 三宅史織(INAC神戸レオネッサ)
12 乗松瑠華(大宮アルディージャVENTUS)
2 清水梨紗(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
25 清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)
6 宮川麻都(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
26 高平美憂(マイナビ仙台レディース)
3 宝田沙織(リンシェーピングFC/SWE)
4 高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)
〈MF〉
14 杉田亜未(ノジマステラ神奈川相模原)
8 猶本 光(三菱重工浦和レッズレディース)
17 成宮 唯(INAC神戸レオネッサ)
20 三浦成美(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
16 林穂之香(AIKフットボール/SWE)
10 長野風花(ノースカロライナ・カレッジ/USA)
7 宮澤ひなた(マイナビ仙台レディース)
23 中嶋淑乃(サンフレッチェ広島レジーナ)*
〈FW〉
9 菅澤優衣香(三菱重工浦和レッズレディー)
13 井上綾香(大宮アルディージャVENTUS)
22 上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ)
15 千葉玲海菜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
19 植木理子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
*は初選出