【アラサー女子のバチェロレッテ2語り②】リアル婚活戦士と見る4〜6話 結婚に必要なのは刺激か、平和な日々か

男の口論に女性視点で喝

 前回・第1会はパートナーとの鑑賞で、男心・女心を学びつつのディベートが面白かった。今回は目線を変えて、婚活戦士との鑑賞。リアルな婚活戦場を見ている女性ならではの「婚活目線」を交えながら感想会を行った。

ミクニ:実際に婚活にトライしてるA氏から見て、今回のバチェロレッテで残ってる男性陣はどう?

A:まあ、バチェロレッテの尾﨑美紀さん自身のタイプは出てるんじゃないかなと思うよ。4話以降、男性陣の中でも”経営者落とされがち”とか”ヒゲ残りがち”とか考察されてたね。尾﨑さんは何度か”外見は全く気にしてない”って言ってたけど、前段インタビューとかを読んでみると『外見のタイプはなんでもいいけど、ある程度のベースは欲しい』って言ってるんだよね。だから、土台タイプじゃない人は早めの段階で落としつつ、一定レベル以上の人は、内面重視で見てるんじゃないかな」

ミクニ:おお……婚活目線だね(笑)。4話以降、男性の人間性も多角的に見えてきたよね。尾﨑さんの前での姿は柔らかくなってきた人も多いけど、反面男同士の口論や愚痴も増えてきていて、男性陣の焦りやイライラも感じるよね。

A:前回配信のバチェラー4では、女性の噂話がバチェラーの耳に入って大事に発展してたけど、さすがに男性同士だと、尾﨑さんに「実はアイツ、裏でこんなこと言ってるっすよ」なんて告げ口しちゃう人はいなかったね(笑)。

 4話〜5話は「2on1デート」と「ストールンローズ」の登場で、デート中の姿よりも、ハウスで待つ男性視点のいざこざの方が目を引く回となった。尾﨑さんには見えていない裏側の出来事ではあるが、同性同士のいざこざというのは、やはり異性目線で見ると多少見苦しい部分もある。

ミクニ:でも4話〜5話はぶっちゃけ、男のプライドバトルが熾烈すぎて、恋模様よりそっちが気になっちゃった人も多そう。全体で見ると、ラグビー選手・ジェイや画家・美留町さん、ダンサー・山邊さんはけっこう傍観よりだったけど……自己主張が強すぎるのがバスケ選手・マクファ、マクファに対してケンカ腰になりやすいデザイナー・阿部さん。そこになぜか、温厚よりのバスケ選手・長谷川さんがちょっと入り込む構図が多かったね

A:尾﨑さんからは見えていないとはいえど、いくつか女性目線で見た時に、看過できないほどダサい局面もあったような。4話のカクテルパーティもそうだけど、5話のストールンローズ争奪戦も。気を遣ってる周りの大人男性に同情しちゃうよ。

ミクニ:マクファと阿部っちの言い争いは何回かあったけど、この2人って年の差12歳差だよ。尾﨑さんと同い年の28歳のマクファと、40歳で経営者でもある阿部さん。さすがに、年上に一歩引いてほしい気持ちはあったよねえ。同じくらいのアツさを持っていそうなジェイや、年齢の近い山邊さんとケンカになるなら分かるけど、カッとなっちゃうのが最年長の阿部さんなのはちょっと痛いよね(笑)。

A:またさあ、マクファに対抗意識を燃やしてたジェイは、ケンカの時も冷静に傍観してたから余計ね。なんで阿部が急にキレた?ってちょっと笑っちゃったよね。とはいえ、初期から尾﨑さんに「恋に落ちそう」と言わせていたマクファも、あまりにアツすぎて将来ちょっと心配だよ。

ミクニ:仲間思いな優しさは認めるけど、自分の意思をすごい大切にするタイプだよね。結婚後意見がぶつかった時、自分から折れられないこともたくさんありそう。「でも、これがおれのやり方だから」とか言われると、すべての話し合いが膠着状態になる気しかしない(笑)。