引退の元環太平洋王者・石橋佳大が「皆さんが僕に修斗の激闘王という役を与えてくれた」と感謝【修斗】

得意のスリーパーを狙う石橋(撮影・上岸卓史)

練習仲間の小林聖人と引退エキシビション

 その試合スタイルからダメージが大きく試合数こそ少なくなったものの、その後も激闘を展開。最後の試合は今年3月の石井逸人戦だった。プロ通算成績は20戦11勝(7S)7敗2分。

 この日、引退エキシビションの対戦相手を務めたのは練習仲間の小林聖人。序盤からエキシビションとは思えない打撃戦を展開した2人。残り1分のところで石橋がタックルからテイクダウンに成功し得意のスリーパーホールドを狙うが小林が脱出。残り時間はノーガードで殴り合い、石橋は何度もバランスを崩しふらふらになるが、最後まで立ち続けパンチを出し続けた。

 試合後、小林は「本当に辞めんのかな?という気持ちが合って。まだまだできるんじゃないかという気持ちがあって。本当にやめるとなったら寂しすぎるので、あまり受け止められないですけど。またどっかでやるとなってもみんな不思議に思わないでください」と挨拶。これには隣に立つ石橋が笑顔を見せた。