引退の元環太平洋王者・石橋佳大が「皆さんが僕に修斗の激闘王という役を与えてくれた」と感謝【修斗】

エキシビションとは思えぬ殴り合いを展開した2人(撮影・上岸卓史)

 石橋は「修斗でデビューして約13年、戦績が11勝7敗2分。正直、全然いい戦績じゃないんですけど、4回タイトル戦をやらせてもらって、ベルトも巻いて。なにより、皆さんに年間MVPに選んでいただいたり、何度もベストバウトもいただきました。本当は“激闘”をやりたくなくて、自分が勝てばいいと思って毎回試合に臨んでいたんですが、いつしか『修斗の激闘王』と呼ばれるようになり、皆さんが僕に修斗の激闘王という役を与えてくれて、最後こうやってここに立っています。さっき根津選手に会ったんですが、“昔ここでしばきあって、俺ら試合内容何も覚えてないけど、ここで試合をしたことは一生忘れないよな”って言い合いました。1試合1試合がすべて人生の糧になっています。何もない僕に皆さんが最後までその場を作ってくれて、僕も修斗好きですが、修斗ファンが僕を愛してくれているのを感じます。昔、なかなか勝てなくて格闘技を辞めようと思って離れた時に、もう1回頑張ろうと思った自分に“やっててよかったな”って今なら上から目線で言えます。僕は演劇なんかを見るんですが、主役を勝ち取った人だけが立てる舞台のセンターポジションをポジションゼロというんですが、僕は今この時、今日は試合ではないですが、間違いなく僕が主役に、真ん中に立っています。皆さんが僕をここに連れてきてくれました。ありがとうございました。どうぞこれからも修斗をよろしくお願します」と挨拶。そして引退のテンカウントゴングを聞いた。

プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.5」(7月17日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント 第10試合 女子スーパーアトム級5分3R
○黒部三奈(マスタージャパン東京)(2R1分34秒、スリーパーホールド)パク・ソ・ヨン(韓国/GUNSAN ROAD GYM)●

◆セミファイナル 第9試合 フライ級5分3R
●内藤頌貴(パラエストラ松戸)(判定0-3=28-29、27-29、27-29)山内 渉(FIGHT FARM)○

◆第8試合 バンタム級5分3R
○平川智也(マスタージャパン東京)(2R4分40秒、スリーパーホールド)根津優太(&MOSH)●

◆第7試合 ミドル級5分2R
○岩﨑大河(大道塾/パラエストラ東京)(2R、TKO)イム・ドンジュ(韓国/ザ・ジムラップ)●

◆第6試合 バンタム級5分2R
○齋藤奨司(FIGHT FARM)(判定3-0=20-18、20-17、20-17)高岡宏気(トイカツ道場香川支部)●

◆第5試合 フェザー級5分2R
●児山佳宏(パラエストラ松戸)(1R1分43秒、KO)木下タケアキ(和術慧舟會HEARTS)○

◆第4試合 女子49Kg契約 5分2R
○永尾音波(AACC)(判定判定3-0=20-18、20-18、20-17)北野きゅう(高田馬場道場)●

◆第3試合 2022年度新人王決定トーナメント 女子ストロー級5分2R
○柳 仙香(ALLIANCE)(2R2分5秒、腕ひしぎ逆十字固め)ソルト(マルスジム)●

◆第2試合 フライ級5分2R
○大竹 陽(HAGANE GYM)(1R2分24秒、フロントスリーパーホールド)佐々木駿友(T-GRIP TOKYO)●

◆第1試合 キッズ・ジュニア修斗4分1R
○宇都宮千空(修斗GYMS直心会)(1分30秒、腕十字固め)中山流歌(総合格闘技道場STF)●
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