この夏「SDGsアイデアコンテスト」と「豊島区こども未来国連会議」を開催する豊島区のSDGs教育を目白小の西村浩校長に聞く
今回行われるSDGsピースコミュニケーションprojectの「こども未来国連会議」についての考えをお聞かせください。
「豊島区は今年、区制90周年ということで“誰一人取り残さないSDGs未来都市”それから今までも押し出してきた“国際アート・カルチャー都市”という魅力を発信していますので、教育の現場でも各校がSDGsに重点的に取り組んでいます。11月には『SDGsフェスティバル』がありますので、本校でもそこで発信します。各校での取り組みをはじめ、フェス、この『こども未来国連会議』というものは子供自身が自分事として2030年に向けて何ができるかということを考えていくよいきっかけになっているのではないかと思っています」
他の自治体に比べても豊島区はSDGsへの取り組みは進んでいると思いますが、校長先生から見て小学生の意識の変化というものをどう感じていますか?
「本校はSDGsという形で重点的に取り組んでいるのは昨年度からですが、以前からずっとそういう取り組みは行ってきています。昨年度から一層SDGsについての意識が高くなっていると感じます。区制90周年にあたり、豊島区では子供たちに“10年後の豊島区はどんな街になっていればいいか”といった内容のアンケートを行いました。本校の子供たちの回答を見ると、みんなが優しくできるような街、緑が多い街、環境に配慮した街、外国人の方が豊島区は多いのでそういう人にも優しい街になってほしいといったものが多かったです。各校3名のメッセージを区に提出して、7月27日に池袋第三小学校で、メッセージを書いた子供たちと高野区長が記念写真を撮って『区制施行90周年記念誌』に掲載されるのですが、そういうものもSDGsにつながるような取り組みで、いいなと思っています」