THE RAMPAGE 陣・川村壱馬、BALLISTIK BOYZ 海沼流星に聞く「BATTLE OF TOKYO」が与えてくれたもの
EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSが所属するLDH JAPAN。さまざまなプロジェクトを同時多発的に世に送り出して、話題を提供し続けるなかで、とりわけ熱い視線を集めているものがある。Jr.EXILE世代のグループが展開する「BATTLE OF TOKYO」(以下、BOT)だ。いよいよ21日にプロジェクトのライブ第2弾『BATTLE OF TOKYO ~TIME 4 Jr.EXILE~』が開幕。さいたまスーパーアリーナで4日間にわたって毎日異なるステージを繰り広げる。いったいどんな4夜になるのか。THE RAMPAGEの 陣と川村壱馬、BALLISTIK BOYZの海沼流星に聞いた。(取材と文・酒井紫野、撮影・小黒冴夏)
「BATTLE OF TOKYO」は、GENERATIONS from EXILE TRIBE、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、FANTASTICS from EXILE TRIBE、そしてBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEの、活躍するEXILEの姿を見ながらアーティストを目指してきた、Jr.EXILE 世代のグループによるプロジェクトだ。音楽、ライブ、アニメ―ション、そして物語とさまざまなカルチャーがミックスしたプロジェクトで 、Jr.EXILE世代のグループの38人がキャラクター化され、GENERATIONSは神出鬼没な怪盗団「MAD JESTERS」、THE RAMPAGEは最強無比の用心棒集団「ROWDY SHOGUN」、FANTASTICSは変幻自在のイリュージョン集団「Astro9」、BALLISTIK BOYZは風狂無頼のハッカーチーム「JIGGY BOYS」とそれぞれチームを作って、BOTの世界を自由に動き回り、時にはステージの上でリアルなパフォーマンスでぶつかりあう。
BOTライブ第1弾は「刺激ばかりの時間だった」
―― 3年前のBOTライブ第1弾は、ファンにとっても、皆さんにとっても、LDHにとってもスペシャルなライブというか、期待が膨れ上がったライブだったと記憶しています。
陣:各チームのコラボよりもバトルでしたね。コラボの楽曲もリリースさせていただいたりして、それまでのTHE RAMPAGEの活動になかったことが盛りだくさんで、刺激ばかりの時間でした。なおかつ、各グループと対峙することによって、THE RAMPAGE自体のチーム感というか、チーム力が上がっていきました。リハーサルも他のチームと一緒ですし、どんなことをやってるのか見えるじゃないですか。そうすると、俺らはこうやっていこうとか、こういう魅せ方をしていこうってなっていって、グループの結束みたいなのが深まって。だから僕は、BOTで動くことってちょっと好きなんですよね。
川村壱馬(以下、壱馬):まさしくそうですね。BOTは僕らの結束がでかくなる瞬間でした。それぞれのチームのカラーが違うから、自分たちのスタイルを改めて再認識もすることもできますし……楽しいライブでした。ただその一方で、プロジェクトも発足して間もないところでのライブで、ライブに足を運んでくださったみなさんには今よりもずっとプロジェクトの姿が見えてない状態でしたよね。僕自身としてはその後のワクワクを知っていた分、もっとプロジェクトが進んでほしいなあっていう思いもありながらのライブだったなというところも正直あります。
――BALLISTIK BOYZはデビューしたばかりでしたよね。
海沼流星(以下、流星):デビューから2カ月後ぐらいでした。
壱馬:そうか、それであれをやるってすごいな。
流星:僕らは出し切るのみでした。先輩たちが刺激を与えて下さるので、その熱量を受け取って、いろいろと学びながらでしたが、自分たちもグッと成長できたと思っています。
――陣さんと川村さんはBOTで動くことは好きというようなことをおっしゃっていますが、海沼さんはどうですか?
流星:めちゃ好きですね。コロナ禍になって先輩たちとご一緒する機会が少なくなったのですが、BOTではそれが出来ますし、やはり先輩たちと一緒にいる時間はすごく楽しい時間です。
――Jr.EXILE世代のグループが集まるだけで面白そうですよね、BOTの楽屋なんてなおさら。
陣:そういえば、ミュージックビデオの撮影の時はやばかったよな。みんなゲームしたりとかそれぞれがそれぞれでわちゃわちゃしてて。
壱馬:やってたね!
流星:確か、BOTのミュージックビデオのときは、ゲーム大会しましたよ! 『荒野行動』で。
陣:ランペとバリと……ジェネさん(GENERATIONS)も入ってやってやってた時もあったよね。
流星:(THE RAMPAGEの武知)海青くんが飛び抜けてうまくて、みんな勝ちたい勝ちたいって……。
―― 前回のBOTライブはバトル全開のバチバチな世界だったけれど、オフステージではまた違うバチバチが……というよりも真逆ですね。
流星:あれはきっと先輩方の優しさだったんじゃないでしょうか。一緒にワイワイやる感じがまったくなくて緊張感が張り詰めてるだけの状態だったとしたら、僕らはステージで全力でぶつかっていけなかったと思います。
壱馬:出し切れない、みたいなね。
流星:先輩方がガチガチだった僕たちの扉を開いてくださったのだと思います。